岡山県は9月7日、高梁川・旭川の2水系でダムの貯水率が低下していることを受け、「岡山県渇水対策本部」を設置しました。(岡山県「高梁川水系及び旭川水系の渇水情報」、岡山県「岡山県渇水対策本部の設置及び本部会議を開催します」)
7~8月の降雨量が平年の約3割にとどまる少雨が続き、高梁川水系では9月7日から、旭川水系では9日から取水制限が実施されます。
岡山市で住宅や土地を所有している方にとって、水不足は日々の生活だけの問題ではありません。今回の渇水をきっかけに、住まいと水環境の関係について考えてみましょう。
旭川水系では水道用水も10%の取水制限へ
今回の取水制限では、高梁川水系で水道用水5%、工業用水10%、農業用水20%を制限します。
旭川水系では9月9日から、水道用水10%、工業用水10%、農業用水30%の取水制限が予定されています。
岡山県も公式サイトで県民に節水への協力を呼びかけており、「蛇口をこまめに閉める」「洗濯をまとめて行う」「風呂の残り湯を再利用する」といった家庭でできる対策を紹介しています。
県内では過去にも渇水が発生しており、県の資料によると、旭川では2022年、高梁川では2023年度にも取水制限が行われました。
今回だけの特殊な出来事と考えるのではなく、岡山で暮らし、不動産を所有するうえで知っておきたい地域情報の一つといえます。
不動産は「水不足」と「水害」の両方から考える
今回注目されているのは少雨による水不足ですが、不動産所有者にとって「水」は別の面からも重要です。
岡山市は洪水・土砂災害、高潮、津波、内水などに関するハザードマップを公開しています。2026年8月にはWEB版ハザードマップも更新され、スマートフォンなどから現在地周辺のハザード情報や避難所などを確認できます。(岡山市「WEB版ハザードマップについて」)
また、大雨によって下水道管や水路から水があふれる「内水氾濫」についても、岡山市は専用のハザードマップを公開しています。(岡山市「浸水(内水)ハザードマップ」)
つまり、不動産について水環境を考える場合は「雨が少ないときの水不足」と「大雨時の浸水リスク」という異なる側面があります。
ただし、ハザードマップに浸水想定が表示されていることだけで「価値が低い」「売れない」と判断することはできません。実際の不動産評価は立地、土地の形状、接道、建物の状態、周辺環境、市場での需要などを含めて個別に判断する必要があります。
渇水ニュースを機に所有不動産の地域情報を確認
不動産を長期間所有していると、購入時や相続時には知らなかった地域情報が更新されていることがあります。(岡山市「ハザードマップ更新情報」)
岡山市のWEB版ハザードマップも2026年8月に更新され、同年3月に岡山県が公表した中小河川の洪水浸水想定区域図が反映されています。
「昔から住んでいるから地域のことは分かっている」と考えるだけでなく、行政が公表している最新情報を定期的に確認しておくことも大切です。
特に実家を相続したものの別の地域に住んでいる方や、長期間空き家になっている住宅を所有している方は、現地の変化に気付きにくいことがあります。
売却するかどうかとは別に、現在の状況を知っておこう
今回の渇水だけを理由に、岡山市の不動産価格や売却への影響を判断することは適切ではありません。
一方で、渇水や豪雨などのニュースは、自分の不動産がどのような地域環境にあるのかを改めて確認するきっかけになります。
ハザード情報を確認するとともに、周辺の取引状況や土地・建物の状態、現在の査定価格なども把握しておけば、「そのまま所有する」「売却する」「活用方法を考える」といった今後の選択肢を比較しやすくなります。
不動産の無料査定は、売却を決めた方だけのものではありません。岡山市に土地や住宅、空き家などを所有している方は、地域環境の変化とあわせて現在の資産価値を確認し、今後の判断材料にしてみてはいかがでしょうか。
「不動産売却王」は、物件情報を入力するだけで自動査定が受けられる無料サービスです。難しい手続きは不要で、スマホからでもかんたんに使えます。査定を受けたからといって、売却を急ぐ必要はまったくありません。