2026年3月に発表された、同年1月時点の岡山県岡山市北区の公示地価について、詳細を検証していきます。本記事では地価の動向をランキング形式で整理し、注目すべきポイントを簡潔にまとめました。
平米単価トップ5
平米単価(坪単価)のトップ5は以下の通りです。
第1位
(1) 本町2番101 2,020,000円/㎡(667万円/坪) +6.31%
第2位
(2) 柳町2丁目6番117 863,000円/㎡(285万円/坪) +7.33%
第3位
(3) 中山下1丁目2番107 618,000円/㎡(204万円/坪) +7.66%
第4位
(4) 錦町8番113 528,000円/㎡(174万円/坪) +7.53%
第5位
(5) 柳町2丁目11番111 412,000円/㎡(136万円/坪) +5.64%
順位に変わりはありませんでした。
全て岡山駅東側エリアの商業地になります。
以下、各順位に場所にある建物になります。
1 位の「本町2番101」は桃太郎通り沿いで 1 階に「ローソン岡山駅前店」、2 階に 「CLUB 六本木」が入っている接客業種メインのテナントビルです。
2 位の「柳町2丁目6番117」は「朝日生命岡山柳町ビル 」で、こちらは事務所系テナントビルです。
3 位の「中山下1丁目2番107」は桃太郎通り沿いの 2 階に進学塾が入っているテナントビルです。
4 位の「錦町8番113」はハレまち通り沿いの 1 階に韓国風居酒屋が入っているテナントビルです。
5 位の「柳町2丁目11番111」は県道 21 号線沿いの「岡山東京海上日動ビルディング」です。
上昇率トップ5
上昇率のトップ5は以下の通りです。
第1位
(2) 中山下1丁目5番107外 337,000円/㎡(111万円/坪) +8.70%
第2位
(1) 下石井2丁目3番103 335,000円/㎡(110万円/坪) +8.41%
第3位
(3) 表町2丁目3番125外 356,000円/㎡(117万円/坪) +7.87%
第4位
(27) 中山下1丁目2番107 618,000円/㎡(204万円/坪) +7.66%
第5位
(4) 錦町8番113 528,000円/㎡(174万円/坪) +7.53%
こちらも全て岡山駅東側エリアの商業地になります。
平米単価ランキングでも 3 位だった「中山下1丁目2番107」は大幅に順位がアップしています。
こちらは近隣で複数の再開発事業が進められている影響が考えられます。
以下、各順位に場所にある建物になります。
1 位の「中山下1丁目5番107外」は 1 階に喫茶店「キャッスル」、2 階に歯科医院が入っているテナントビルです。
2 位の「下石井2丁目3番103」は「商工ビル」という名前の事務所系テナントビルです。ちなみに建物に面した通りは「ラーメンストリート」としても知られています。
3 位の「表町2丁目3番125外」は城下筋沿いの「もみじ銀行岡山支店」になります。
下落率トップ5地点
今回下落した地点は以下の 4 箇所です。
第1位
(1) 宿字久保562番8 34,600円/㎡(11万円/坪) -0.85%
第2位
(2) 玉柏字池下2074番1 25,300円/㎡(8万円/坪) -0.78%
第3位
(4) 今岡299番45 34,800円/㎡(11万円/坪) -0.57%
第4位
(3) 牟佐字土井之内810番3 27,500円/㎡(9万円/坪) -0.36%
前年は下落した地点が 5 箇所でしたが今回は 4 箇所となっており、下落幅も小さくなっています。
いずれも中心地から少し北に離れたエリアの住宅地です。
1 位の「宿字久保562番8」は JR 津山線備前原駅付近です。
2 位の「玉柏字池下2074番1」は JR 玉柏駅から西の地点、4 位の「牟佐字土井之内810番3」は同駅から東の地点です。
3 位の「今岡299番45」は山陽自動車道の吉備スマート IC の南の地点です。
まとめ
2026年の公示地価データからは、岡山市北区における「二極化」の構図がはっきりと浮かび上がります。
岡山駅東側の商業地は軒並み5〜9%前後の上昇を記録しており、再開発が進むエリアへの期待感が価格に反映されています。なかでも天満屋岡山本店周辺の複合施設開発は、周辺地価の押し上げ要因として注目されています。岡山市が計画する路面電車の延伸・環状化が実現すれば、駅と中心部の回遊性がさらに高まり、商業地の上昇基調が続く可能性もあります(現時点では計画・検討段階)。
一方、備前原駅・玉柏駅・吉備スマートIC周辺など、中心部から北側に離れた住宅地では小幅な下落が続いています。下落幅は前年より縮小しており、急激な悪化ではないものの、人口動態や利便性の差が地価に反映されている状況です。
全国的に見ても、2026年の公示地価は全用途の全国平均がバブル崩壊後で最大の上昇率を記録しており、地方都市でも条件次第で地価が動く局面が続いています。岡山市はその恩恵を受けやすいエリアのひとつといえるでしょう。
所有している不動産がどのエリアに位置するか——それによって、今後の資産価値の見通しは大きく変わります。「中心部に近いか」「交通利便性が高いか」を軸に、一度現在の査定額を確認してみることをおすすめします。
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