2025年3月に発表された、同年1月時点の徳島県徳島市の公示地価について、詳細を検証していきます。本記事では地価の動向をランキング形式で整理し、注目すべきポイントを簡潔にまとめました。
平米単価トップ5
平米単価(坪単価)のトップ5は以下の通りです。
第1位 (1) 一番町3丁目24番 372,000円/㎡(122万円/坪) +1.08%
第2位 (2) 八百屋町2丁目7番2外 253,000円/㎡(83万円/坪) +0.39%
第3位 (3) 中洲町1丁目44番外 208,000円/㎡(68万円/坪) +0.48%
第4位 (4) 両国本町1丁目17番 183,000円/㎡(60万円/坪) +0.54%
第5位 (6) 助任橋3丁目1番2 158,000円/㎡(52万円/坪) +1.28%
徳島市の平米単価トップ5には、一番町、八百屋町、中洲町、両国本町、助任橋がランクインしています。これらのエリアは、徳島駅や主要商業施設へのアクセスが良好で、ビジネスや観光の拠点としての需要が高いことが特徴です。特に一番町は、長年にわたり商業地としての地位を確立しており、地価の安定性と上昇傾向が見られます。また、助任橋周辺は住宅地としても人気があり、教育機関や医療施設が充実していることから、ファミリー層の需要が高まっています。これらの要因が、地価の高水準を維持する要因となっています。
上昇率トップ5
上昇率のトップ5は以下の通りです。
第1位 (1) 津田海岸町1125番22 20,400円/㎡(6万円/坪) +6.25%
第2位 (2) 下助任町1丁目7番 129,000円/㎡(42万円/坪) +1.57%
第3位 (3) 南前川町3丁目25番1外 155,000円/㎡(51万円/坪) +1.30%
第4位 (4) 助任橋3丁目1番2 158,000円/㎡(52万円/坪) +1.28%
第5位 (5) 川内町加賀須野463番23外 25,300円/㎡(8万円/坪) +1.20%
上昇率トップ5には、津田海岸町、下助任町、南前川町、助任橋、川内町加賀須野が含まれています。津田海岸町は、徳島南部自動車道の整備や工業団地の開発が進んでおり、物流拠点としての価値が高まっています。下助任町や南前川町は、徳島大学や附属小学校などの教育機関が近接し、ファミリー層に人気の住宅地です。また、助任橋周辺は、再開発やインフラ整備が進んでおり、利便性の向上が地価上昇の要因となっています。これらの地域では、住宅需要の高まりや再開発の進展が、地価上昇を後押ししています。
下落率トップ5地点
下落率のトップ5は以下の通りです。
第1位 (1) 名東町3丁目563番4外 42,900円/㎡(14万円/坪) -1.83%
第2位 (3) 入田町笠木93番1 13,300円/㎡(4万円/坪) -1.48%
第3位 (4) 川内町平石古田263番4 43,200円/㎡(14万円/坪) -1.36%
第4位 (6) 大松町大久保91番1 30,600円/㎡(10万円/坪) -1.29%
第5位 (5) 津田町1丁目1018番1 38,100円/㎡(12万円/坪) -1.03%
下落率トップ5には、名東町、入田町、川内町平石古田、大松町、津田町が挙げられます。これらの地域は、市中心部から離れた郊外に位置し、公共交通の利便性が低いことや、高齢化・人口減少の影響を受けて、住宅需要が減少しています。特に名東町や入田町では、若年層の流出が進み、空き家の増加が地価下落の一因となっています。また、川内町平石古田や大松町では、新たな開発が進んでおらず、地域の魅力向上が課題となっています。これらの要因が、地価の下落を招いていると考えられます。
まとめ
2025年の徳島市の公示地価は、中心部や再開発エリアで上昇が見られる一方、郊外や利便性の低い地域では下落が続いています。地価の動向は、地域の特性や将来性、インフラ整備の進展などに大きく影響されます。不動産の売却や購入を検討される際は、これらの要因を総合的に考慮し、慎重な判断が求められます。特に、再開発が進むエリアや交通インフラの整備が予定されている地域では、今後の地価上昇が期待されるため、注目が必要です。
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