2025年3月に発表された、同年1月時点の宮崎県日向市の基準地価について、詳細を検証していきます。本記事では地価の動向をランキング形式で整理し、注目すべきポイントを簡潔にまとめました。
平米単価トップ5
平米単価(坪単価)のトップ5は以下の通りです。
第1位 (1) 上町1丁目35番 61,700円/㎡(20万円/坪) -0.96%
第2位 (2) 北町1丁目24番2外 48,400円/㎡(16万円/坪) -0.20%
第3位 (3) 春原町1丁目31番外 38,500円/㎡(12万円/坪) ±0.00%
第4位 (4) 北町6602番17内 36,800円/㎡(12万円/坪) +0.54%
第5位 (5) 江良町4丁目125番外 36,000円/㎡(11万円/坪) +0.55%
平米単価の上位に位置するこれらの地点は、いずれも日向市の中心部または交通アクセスの良いエリアに位置しています。
特に1位の「上町1丁目」は、行政機関や商業施設が集まる市街地の中核であり、利便性の高さが評価され、依然として高い地価を維持しています。
「北町1丁目」は市内でも特に高価格帯のエリア。長期的にも高値を維持しており、住宅地としての人気や利便性の高さが反映されています。
「春原町1丁目」は市役所に近く、店舗や営業所が多い商業地域です。
上昇率トップ5
上昇率のトップ5は以下の通りです。
第1位 (5) 大字富高字後無田6435番29 28,000円/㎡(9万円/坪) +2.94%
第2位 (2) 大王町6丁目47番 35,900円/㎡(11万円/坪) +2.86%
第3位 (1) 大字財光寺字六反田2761番194外 31,000円/㎡(10万円/坪) +2.64%
第4位 (3) 比良町1丁目116番内 34,400円/㎡(11万円/坪) +1.77%
第5位 (4) 大字財光寺字長江283番87 26,000円/㎡(8万円/坪) +1.56%
地価上昇率の上位にランクインした地点は、主に住宅開発や生活利便施設の整備が進む地域に集中しています。
1位の「大字富高字後無田」は4年以上連続で上昇。市内平均よりやや低いものの、堅調な上昇傾向が続いています。駅から1.3kmとアクセスも悪くありません。
「大王町6丁目」は丘陵地に位置し、閑静な住宅街として人気があります。
「比良町1丁目」は4年以上連続で上昇しており、市内平均や県平均よりも高い水準を維持しています。住宅地として安定した需要が続いていることがうかがえます。
下落率トップ5地点
下落率のトップ5は以下の通りです。
第1位 (1) 上町1丁目35番 61,700円/㎡(20万円/坪) -0.96%
第2位 (2) 亀崎東1丁目34番 29,100円/㎡(9万円/坪) -0.68%
第3位 (3) 大字財光寺字長江367番 18,900円/㎡(6万円/坪) -0.52%
第4位 (5) 大王町1丁目42番 30,600円/㎡(10万円/坪) -0.32%
第5位 (4) 北町1丁目24番2外 48,400円/㎡(16万円/坪) -0.20%
地価下落率の高い地点では、中心市街地からの距離や、周辺環境の変化が影響していると見られます。
「紙町1丁目」は市内で最も高い水準です。わずかに下落していますが、依然として商業地の中心として高値を維持しています。
「亀崎東1丁目」は市内平均に近い水準で、住宅地として安定した価格帯です。
「大字財光寺字長江」は市内でも低価格帯のエリアであり、住宅地としては手ごろな水準です。
まとめ
2025年の宮崎県日向市における公示地価は、全体的に安定傾向にありながらも、地域によって異なる動きを見せています。利便性が高く住環境の整ったエリアでは上昇傾向が見られる一方、中心市街地の一部や郊外地域では下落傾向も確認されました。今後も地域ごとの特色や都市計画の影響を注視することが、不動産の売買において重要となってくるでしょう。
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