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「消えゆく風景」カテゴリー記事の一覧です

消えゆく風景 (13) 岡ビル

消えゆく風景

岡山市中心部を歩いていると、昔から見慣れていた建物が少しずつ姿を消していることに気づきます。

不定期連載「消えゆく風景」。今回取り上げるのは、岡山市北区野田屋町の岡ビルです。

戦後から長く「岡山の台所」として市民に親しまれてきた岡ビル市場は、2026年8月末で営業を終了。野田屋町一丁目2番3番地区第一種市街地再開発事業に伴い、建物も解体されることになりました。

 

戦後の岡山から始まった岡ビルの歴史

岡ビルの歴史をたどると、終戦翌年の1946年までさかのぼります。

前身となる「岡山マーケット」が設立され、その後1951年に現在の岡ビルが完成しました。

建物は鉄筋コンクリート造で、1階が市場、2~4階が市場で働く人たちの住居という、商売と暮らしが一体になった建物でした。

開業当初は鮮魚や青果など数多くの店が並び、店主とお客さんが言葉を交わしながら買い物をする対面販売が長く続けられてきました。

スーパーマーケットや大型商業施設が当たり前になる以前から、岡山市民の食生活を支えてきた場所です。

2026年8月末、75年の歴史に幕

再開発に伴い、岡ビル百貨店は各店舗に対して2026年8月末までに営業を終了するよう呼びかけていました。

もちろん、すべてのお店が同じ日に閉店したわけではありません。再開発を前に、移転した店舗や一足早く営業を終えた店舗もあり、時間をかけて少しずつ市場の風景が変わっていきました。

そして8月1日には「サンキュー岡ビルさよならマルシェ」が開催され、既存店舗や飲食・物販店の出店、岡ビル見学会なども企画されました。

75年という長い年月を考えると、岡ビルで買い物をした記憶を持つ人は一世代、二世代ではありません。

「昔、家族と買い物に来た」「年末の買い出しに訪れた」という記憶も含め、岡ビルは建物以上の存在だったのではないでしょうか。

 

跡地では「野田屋町1丁目2番3番地区再開発」

岡ビルを含む一帯では、「野田屋町一丁目2番3番地区第一種市街地再開発事業」が進められています。

計画では、大きく分けて

①店舗・ホテル棟
②住宅棟
③駐車場棟

の3棟が整備される予定です。

住宅棟はRC造19階建てで、2~19階が住宅となる計画です。

かつて市場と住居が一つの建物に共存していた場所が、今度は商業・宿泊・住宅などの機能を持つ新しい街区へと生まれ変わることになります。

再開発は当初計画から長期化

この再開発は、当初想定されていたスケジュールから大きく変化しています。

現時点で示されている予定では、

2026年10月 解体工事着手
2028年4月 本体工事着工
2031年4月 竣工

となっています。

再開発事業は権利調整や工事費、事業計画などさまざまな要素が関係するため、スケジュールが変更されることも珍しくありません。岡ビルの再開発についても、今後さらに予定が変更される可能性があります。

長年親しまれてきた建物が姿を消してから、新しい街が完成するまでには、しばらく時間がかかることになりそうです。

消える風景と、新しく生まれる風景

1951年から約75年。

岡ビルは、戦後の岡山から現在まで、街の変化を見続けてきました。

建物が解体されれば、1階に市場、その上に住居がある独特の姿も、実際の街並みとして見ることはできなくなります。

一方で、この場所には2031年、新しい店舗やホテル、住宅などを備えた街区が誕生する計画です。

街は変わり続けます。そして不動産の価値も、建物だけでなく、道路や商業施設、住宅、再開発など周囲の変化とともに動いていきます。

だからこそ新しい建物だけを見るのではなく、その場所に以前何があり、どのように街が形成されてきたのかを記録しておくことにも意味があるのではないでしょうか。

長年、市民の暮らしを支えてきた岡ビル。

その姿が岡山の街から消える前に、75年間の「岡山の台所」に感謝しつつ、記憶に残しておきたい風景です。

■ バックナンバー
・消えゆく風景(1)岡山駅前
・消えゆく風景(2)岡山ロッツ
・消えゆく風景(3)柳川交差点
・消えゆく風景(4)表町界隈
・消えゆく風景(5)岡山駅前ビル
・消えゆく風景(6)ハリウッド本店
・消えゆく風景(7)西大寺商店街の時計台
・消えゆく風景(8)岡山駅前の噴水
・消えゆく風景(9)再開発が進む桃太郎大通り沿いの風景
・消えゆく風景(10)岡山市民会館
・消えゆく風景(11)はるやま本社ビル
・消えゆく風景(12)岡山市役所

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消えゆく風景~岡山市役所

消えゆく風景

健康診断のついでに岡山市大供の岡山市役所の新庁舎見てきました。
昨年はまだ建物の姿は見えなかったように記憶しているのですが、2026 年 5 月 19 日の時点ではほぼ完成に近い状態に見えます。

 

 

予定では 5 月末に竣工となっていますので、もう間近ですね。
落成式は 2026 年 7 月 11 日、翌 12 日には見学会があるそうです。

 

 

 

一方こちらは現庁舎になります。
新庁舎はこの現庁舎のすぐ横、元々立体駐車場があった場所でした。
現庁舎は 1968 年竣工で今年で築 58 年を迎えます。

 

 

戦前、岡山市役所の場所は中山下の辺りでしたが、戦後昭和 23 年に現在の大供に移転します。
当初は木造 2 階建ての庁舎でした。

 

市役所がなぜ岡山駅や県庁から離れた大供に置かれたのか—-それには理由があります。
当時、戦災からの復旧計画として、大元駅付近に「新岡山駅」を建設し、高速鉄道の停車駅にしようという計画があったのです。
大供は岡山駅と、その「新岡山駅」の中間くらいに位置するということで白羽の矢が立ったそうです。

 

しかし、資金難により高速鉄道自体の計画が頓挫してしまい、市役所だけが残ったという皮肉な経緯があります。
そして現在に至るまで岡山市役所は大供のままとなっています。

 

なお、現庁舎の解体は 2027 年度からの予定となっています。
機会があれば、その様子もお伝えできればと思います。

 

 

現庁舎解体後は公園が整備されることになっており、今後が楽しみです。

 

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消えゆく風景~はるやま本社ビル

消えゆく風景

2025年7月現在、岡山市北区表町1丁目でかつて「はるやまホールディングス本社ビル」として使われていた建物の解体作業がほぼ完了しているようです。

 

 

現場は塀で囲まれており中の様子は分かりませんが、建物は既に無くなっているように見えます。

 

 

2022年後の様子です。以前は5階建ての建造物が建っていました。
建築年を調べてみましたが1986年以前からあったらしいということ以外、正確なことは分かりませんでした。
確かにかなり古い建物のようだった記憶があります。

 

「はるやま」といえば紳士服の老舗として岡山のみならず全国的に有名ですよね。
なお現在本社機能はNTTクレドビルなどに分散して移転しているようです。

 

 

この土地ですが2024年に穴吹工務店が購入しており、現場の看板を見ると「共同住宅」となっていますので、恐らくサーパスシリーズの分譲マンションが建築されるのだと思います。

 

 

道を挟んだ北側も再開発で現在更地になっており、数年後には風景が一変しそうです。
今後の表町周辺の更なる賑わいに期待したいところですね。

 

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消えゆく風景~岡山市民会館

消えゆく風景

昨年 2024年11月より旧岡山市民会館の解体工事が始まりました。

解体工事中の岡山市民会館(北から)

 

現在は建物の周囲の足場が組まれており、建物自体の解体作業はまだ始まっていません。

解体工事中の岡山市民会館(入口付近)

 

私自身は一度しか利用したことがなく、建物内の記憶があまりありませんが、入り口付近の格子状のデザインはとても印象的でした。
建物内の一部は保存される予定とのことです。

解体工事中の岡山市民会館(南から)

 

南から見た様子です。

現場には岡山市民会館のかつての姿を映した写真が飾られていました。

 

Google Maps で俯瞰してみると、ホールの建物は八角形をしていることに気付きました。普段、地上から見ているだけでは分かりにくいですが、こうして改めて見ると面白いですね。

岡山市西の丸周辺広場のパース

 

解体後は、旧内山下小学校から岡山城までをつなぐ「岡山城西の丸周辺広場」として整備される予定です。かなり大掛かりな計画ですよね。完成後、この場所がどのように生まれ変わるのか楽しみです。

予定では解体工事は2026年2月ごろまで続くようです。また機会があれば工事の進捗をお知らせしたいと思います。

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消えゆく風景~再開発が進む桃太郎大通り沿いの風景

消えゆく風景

2024年9月現在、岡山市の象徴的なエリアである桃太郎大通り沿いで、3つの再開発プロジェクトが進行しています。今回は、岡山駅を起点に、東へ向かう形でそれぞれの再開発状況をお伝えします。

1. 蕃山町1番地区再開発事業

まず最初に紹介するのは、柳川交差点北東に位置する「蕃山町1番地区再開発事業」です。以前の記事で、このエリアの建物解体が始まったことをお知らせしましたが、その後の進展は少し複雑な状況にあります。

というのも、開発を引き受ける業者の入札がうまくいかず、現在この土地は大きな駐車場として一時的に利用されています。舗装はされておらず、最低限の設備だけが整備されている状態です。岡山駅から非常に近い立地ということもあり、今後の発展が期待されていますが、早急な再開発が待たれる状況です。

2. 表町1丁目1番地再開発

次に向かうのは「表町1丁目1番地再開発」の現場です。こちらは表町商店街の西側、ライオンズタワー岡山表町に隣接するエリアで、かつて事務機器の甲玉堂やリアル脱出ゲームが営業していた場所です。

この再開発では、既に建物の取り壊しが進んでおり、ここには18階建ての住居ビルが建設される予定です。表町商店街に隣接するこのエリアは、再開発が進むことで、地域全体の活性化にもつながることが期待されます。

3. 天神町10番再開発事業

最後に紹介するのは、シンフォニービルの向かい側に位置する「天神町10番再開発事業」です。このエリアは、人気ラーメン店「天神そば」の近くにあり、かつてはコインパーキングとして利用されていた場所です。

現在は、こちらでも建物の解体が始まっています。

この再開発は、シンフォニービル周辺の魅力をさらに高めることが期待されています。

 

蕃山町の入札不調について

今回の再開発の中で特に注目されるのは、蕃山町1番地区再開発事業における入札不調です。これまで、岡山駅前や野田屋町の再開発事業が順調に進んでいたことを考えると、業者の選定が難航するという事態は珍しいことです。今後、無事に業者が確保され、プロジェクトが進行することを期待しています。

再開発は地域の風景を一変させるだけでなく、新たな魅力を引き出す大切な取り組みです。岡山市内の他のエリアでも、これからの開発に注目していきたいですね。

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・消えゆく風景(8)岡山駅前の噴水

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消えゆく風景~岡山駅前の噴水

消えゆく風景

長らく岡山駅前で稼働していた噴水が撤去になりました。

 

 

路面電車の終点の延長工事に伴うためのもので、工事完成後は岡山駅の入口付近まで路面電車が乗り上げるようになります。

 

 

噴水のベースはこうなっていたんですね。
「ピーコック噴水」という名称だったようで、全国的にも珍しい形状だったようです。

 

 

昨年撮影した在りし日の噴水の姿です。

 

環太平洋大学の練習施設に移設されるということですが、水は出さずオブジェとして使用するということなので、残念ながら噴水として楽しむことはもうできないようです・・・

 

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消えゆく風景~西大寺町商店街の時計台

消えゆく風景

表町商店街には時計台が二カ所あったのですが、その内の南側の方が先日撤去になりました。

 

 

以前は周辺に映画館が立ち並び、待ち合わせの場所としてよく利用されていました。
私も、こちらも今は無き福福饅頭を買って映画館へ足を運んだものです。

 

 

撤去後はイベントスペースになるということです。

 

 

少し寂しいですが、昨年のハレノワ開業に加えて、付近にマンションが2棟建築予定となっていますので、今後の更なる賑わいに期待したいところです。

  

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消えゆく風景~ハリウッド本店

消えゆく風景

岡山市駅前町の再開発に伴い、先日パチンコ店「ハリウッド本店」が営業を終えました。
今後、建物は解体されることになっています。

 

 

ハリウッドグループといえば、この駅前町には他に「No2.ハリウッド」「ハリウッドメルパ」「サウナハリウッド」がありましたが、そちらは既に営業を終えていて、この「ハリウッド本店」だけがぎりぎりまで営業を続けていました。

 

 

この場所にはホテル棟が建設され、道路側には広場が整備される予定となっています。
なお、東側の駐車場棟は既にほぼ完成しており、1階が「スーパーハリウッド本店」として近日開店予定となっているようです。

 

 

駅前の通りには面していませんが、アーケードの商店街から入店できるようになっています。

当開発地区には、この駐車場棟の他に、マンション棟、先のホテル棟の建設が計画されていますが、まだどちらも基礎工事の段階で完成にはもう少し時間が掛かるようです(2026年度完成予定)。
今後岡山駅前がどのようになっていくのか非常に楽しみです。

 

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消えゆく風景~岡山駅前ビル

消えゆく風景

気付けばネタ切れで久々の更新となってしまったこのシリーズですが、今回は岡山駅東口から向かって右側のビルが解体中だったので投稿してみました。

 

解体中の「岡﨑共同駅前ビル」

正式名称は「岡﨑共同駅前ビル」というようですね。
2023年10月より解体が始まったようです。

 

営業時の「岡﨑共同駅前ビル」①

 

つい先日まで普通に営業していたようなのですが…

 

営業時の「岡﨑共同駅前ビル」②

 

小売や飲食が入っていなかったので印象は薄いですが、間違いなく一等地ですよね。

跡地には、現在空き地となっている隣地と併せて新たなビル(山田養蜂場・岡山駅前ビル)が建築されるようです。
岡山の玄関口ですので、是非華やかに彩ってほしいですね。

 

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消えゆく風景~表町界隈

消えゆく風景

今回は表町を散歩していていた時に見かけた風景をいくつか。

 

まずは新西大寺町商店街より。

 

新西大寺町商店街

 

ここは・・・そう某楽器屋さんがあった場所です。
既に近隣に移転済みだそうです。
こちらはタカラレーベンがマンションを建築予定となっています。
以下、在りし日の風景です。

 

 

続いてオランダ通りで取り壊し現場に遭遇。

 

オランダ通り

 

ここは何があったか思い出せませんね。
それにしても建物が無くなると市電沿いの建物が良く見えるんですねー。
それでは在りし日の風景です。

 

見覚えがあるような気もします。
いざ無くなると分からないものですね。

 

岡山芸術劇場

  

消え去る建物もあれば現れる建物もアリということで、岡山芸術劇場は完成に向けて夜間も工事が続いているようです。
そういえばこの道も以前はまっすぐ国道まで続いてましたね。

 

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