不動産の契約書の読み方

こんばんは、不動産プラザの前場です。

最近知り合いの司法書士の先生から、広島市内の顧客が遠方の不動産取引を行う際に契約書が問題ないか不安がっているので、契約書のチェックをしてくれるような広島市内の不動産業者を紹介してほしいという依頼がありました。

いきなり面識もない人の契約書を、タダでチェックだけしてもらうために紹介はできないと思い、遠方でもメールでやり取りすれば良いと思い私が引き受けたのですが、契約書自体は全く問題ないものでした。

大手の仲介会社も入っていたのですが、不動産の難しいところはそれでも当事者は安心してできないケースがあるというところです。仲介会社の説明が足りなかったという一言では説明出来ず、業界自体の信頼度が不足しているのではないかと思いましたが、これは残念なことです。

契約書の確認ですが、ポイントを2つ挙げたいと思います。通常大手仲介会社及び宅建協会や、全日本不動産協会など団体に所属した正規の不動産会社なら契約の提携書式を使います。この書式は弁護士などの法律家がチェックをしており、法律や不動産取引の慣習を踏まえていますので、片方が極端に不利になったりすることはありません。

しっかりと確認する箇所は2つ。表紙と特約です。表紙は対象不動産や売買代金など大切な項目が要約されています。ここが聞いていた話と同じことを確認してください。特約は最も大切なところです。なぜなら特約は本文の条文より優先される特別な約束だからです。ですので特約の内容によっては片方に不利になるような条件も付けることができます。この特約をよく読むことが契約書の確認においてとても大切です。

とは言っても中々一般の人が、自力で理解するのはハードルが高い部分もありますので、信頼できる不動産業者に仲介に入ってもらうことをお勧めします。

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