マンションの売却価格は、いつ見直すべきなのか?
マンションの売却価格は、いつ見直すべきなのか?

岡山市北区の分譲マンションを売り出しているAさん。
販売開始から2か月が経過しましたが、なかなか購入希望者が現れません。
「もう少し待てば、希望価格で売れるのでは?」
そう考えるAさんに、不動産会社の担当者は伝えました。
「価格を下げる前に、まずは市場の反応を確認しましょう」
■ 売れない理由は価格だけではない
マンションが売れない理由は、必ずしも価格だけとは限りません。
例えば、次のようなケースが考えられます。
- 問い合わせが少ない場合
周辺の競合物件と比較して、価格が高く設定されている可能性があります。また、広告写真や物件情報が十分でないことも考えられます。 - 問い合わせはあるが、内覧が少ない場合
間取りや管理費・修繕積立金などの条件が、購入希望者の希望と合っていない可能性があります。 - 内覧はあるが、成約しない場合
室内の状態や日当たり、眺望などが購入希望者の期待と異なっている可能性があります。
つまり、価格を下げる前に、売れない原因を正しく把握することが大切なのです。
■ 岡山のマンション市場で考えるべきこと
岡山市内の分譲マンション市場では、立地や築年数によって購入希望者のニーズが異なります。
例えば、岡山駅周辺のマンションでは、駅へのアクセスや利便性を重視する方がいる一方、郊外では駐車場の確保や住環境を重視する方もいます。
また、同じマンション内で複数の住戸が売り出されている場合、購入希望者は階数・方位・広さ・室内状態・価格などを比較します。
特に注意したいのは、売出価格と実際の成約価格は異なるという点です。
現在販売されている物件の価格だけでなく、直近の成約事例を確認することで、より現実的な価格設定が可能になります。
■ 価格を見直すタイミングは?
一般的には、販売開始から1〜3か月程度を一つの目安として、販売状況を検証することが考えられます。
ただし、単純に販売期間だけで判断するのではなく、次の3つを確認することが重要です。
① 問い合わせや内覧の件数は増えているか。
② 周辺で新たな競合物件が売り出されていないか。
③ 同じエリアで成約した物件の価格はいくらか。
これらを分析した結果、価格が市場と合っていないと判断されれば、価格の見直しを検討します。
一方、問い合わせが増えている場合には、すぐに値下げせず、販売活動を継続するという選択肢もあります。
■ 今回のポイント
マンション売却では、最初に設定した価格にこだわりすぎると、販売期間が長期化することがあります。
しかし、安易な値下げも避けなければなりません。
大切なのは、市場の動きを確認しながら、適切なタイミングで販売戦略を見直すことです。
岡山市のマンション市場でも、周辺の成約事例や競合物件の動向を把握することが、納得できる売却への近道となります。
次回、第17話「同じマンションで売出物件が増えると、価格はどうなる?」