東広島の不動産に関する土砂災害警戒区域とは？

こんにちは、不動産プラザの前場です。今回は、東広島の不動産に関する土砂災害警戒区域についてお話ししたいと思います。

土砂災害とは、山地や河川などで土砂が崩れたり流れ出したりする現象で、豪雨や地震などが引き金となって発生します。土砂災害は、人命や財産に大きな被害をもたらす恐れがあります。特に、山間部や河川沿いに住む方は注意が必要です。

土砂災害の危険性を把握するために、国や都道府県などが「土砂災害警戒区域」と「土砂災害特別警戒区域」を設定しています。これらの区域は、土砂災害が発生した場合に、どの程度の被害が予想されるかによって分けられています。

「土砂災害警戒区域（通称：イエローゾーン）」とは、土砂災害が発生した場合、住民の生命又は身体に危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域です。現地を調査して、崖の高さや傾斜、過去の土砂災害による土砂の到達範囲からの距離などが一定の条件に当てはまると、一定のリスクがあるものとして、一律に設定されます。

「土砂災害特別警戒区域（通称：レッドゾーン）」とは、「土砂災害警戒区域（イエローゾーン）」のうち、土砂災害が発生した場合、建築物に損壊が生じ住民の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域です。一定の開発行為の制限及び居室を有する建築物の構造が規制されます。レッドゾーンは砂防ダム等の対策実施により生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがないと判断されるとイエローゾーンに変更されることはあります。

東広島市では、西条市街地や高屋町などで「土砂災害警戒区域」や「土砂災害特別警戒区域」が設定されています。これらの区域では、住まいを購入したり建て替えたりする際には、以下の点に注意する必要があります。

・「土砂災害特別警戒区域」では、新たな建築物や増改築を行うことは可能ですが、都道府県知事から指導を受ける必要があります。また、建築物の構造や耐震性などに関する基準を満たす必要があります。また市街化調整区域では建築を行うことはできません。
・「土砂災害警戒区域」では、建築等の制限は原則ありませんが、自治体は住民への避難経路や危険度の周知などを行う必要があります。市街化調整区域では開発行為ができません。
・「土砂災害警戒区域」や「土砂災害特別警戒区域」に住む場合は、土砂災害の発生を早期に察知するために、気象情報や警報などを常にチェックすることが重要です。また、避難計画や避難経路などを事前に確認しておくことも必要です。

土砂災害は、予測が難しい自然災害の一つです。東広島の不動産をお探しの方は、土砂災害のリスクを十分に理解して、安全で快適な住まいを選ぶようにしましょう。

以上、不動産プラザの前場でした。次回もお楽しみに！

参考サイト：
・土砂災害警戒区域等の設定について
https://www.sabo.pref.hiroshima.lg.jp/portal/kaisetsu/keikaihelp/faq/q03.htm
・東広島市の土砂災害警戒区域等
https://www.city.higashihiroshima.lg.jp/soshiki/4/keikai.html

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