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空き家が倒壊した場合の責任は誰にある?空き家を所有されている方に向けて解説!

空き家を所有されている方の中には、なかなか手入れができていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
空き家は急速に劣化してしまうため、月日が経つと倒壊のリスクが生まれます。
そして、万が一倒壊した場合誰が責任をとることになるのでしょうか。
今回は、そのような疑問についてくわしくお答えいたします。

空き家は倒壊のリスクがある

空き家は人が住んでいる家に比べて劣化しやすい傾向にあります。
具体的にどのようなリスクがあるのかを詳しくご紹介します。

1つ目に挙げられるのは木材の腐食です。
天井裏や壁の中に水が侵入してしまうと、木材の腐食が進んでしまいます。
木材の腐食が進んでしまうと、建物全体の強度が大幅に低下してしまうため倒壊のリスクが高まります。
特に、柱や梁といったような基礎部分まで腐食が進んでしまうと、自然災害が起こった際に簡単に崩れてしまう恐れがあります。

人が住んでいればすぐに浸水に気づきますが、放置している空き家であれば発見が遅くなり、手遅れになってしまうことは少なくありません。

2つ目は外壁や屋根の劣化です。
外壁や屋根は日常的に太陽光や雨風にさらされている場所ですので、定期的にメンテナンスをしておく必要があります。
放置をしていると、塗装が剥がれたりや屋根材や外壁材そのものが剥がれたりして、内部への浸水につながります。
浸水してしまうと先ほどご紹介したように木材の腐食が進んでしまいます。

3つ目は金属の腐食です。
住宅の金属部品はステンレス製のものもあり、腐食しにくいような加工はほどこされていますが、鉄製のものはどうしても錆びてしまいます。
金属の腐食が進めば、当然住宅の強度も下がってしまいます。

4つ目はシロアリの発生です。
シロアリはジメジメとした環境を好む傾向があり、特に水気を含んだ木材に寄ってきます。
そのため、住宅の内部まで浸水している場合はシロアリが非常に発生しやすい環境と言えます。
シロアリ被害にあった住宅は家の強度が大幅に低下するため、注意が必要です。

このように、空き家を放置していると劣化が進みやすくなってしまいます。

□空き家が倒壊した場合の責任の所在

先ほどは空き家が劣化しやすくなってしまうことをご紹介しました。
ここからは倒壊してしまった場合の責任の所在について解説します。

まず、空き家が倒壊した場合、賠償責任を負うのは基本的に所有者であるということです。
空き家における損害は、倒壊も含めて所有者の責任が問われる可能性が非常に高いです。
建物が倒壊してしまうと被害が近隣に及ぶことも少なくなく、損害賠償額は場合によって何千万円と高額になってしまうこともあります。

次に、実際に損害賠償を請求された事例についてご紹介します。

1つ目は所有していた空き家の倒壊によって、近隣の建物が破損した事例です。
建物が倒壊してしまった場合、倒壊した建物を解体、撤去する必要があります。
解体費用は状態や広さによって変わってきますが、一般的な木造住宅の場合は50坪程度で250万円前後の費用が掛かります。

また、周辺の建物が破損した場合は損害賠償をする必要があります。
修繕によって回復するようであれば負担額は少なく済む場合もありますが、建て替えが必要となった場合は何千万円もの費用を支払う必要があります。
このような場合、保険に加入していたとしても、空き家の場合は対象外となってしまい保険がおりない可能性が高いです。

2つ目は人に被害を与えてしまった場合です。
建物に関しては先ほどと同様の費用がかかります。
さらに人にけがをさせてしまったり、不幸なことに亡くなってしまったりした場合は何億円もの損害賠償を負う可能性があります。
こちらも損害保険の対象となることは少なく、すべて自分自身が負担することになる可能性も高いです。

このように、万が一倒壊してしまい、周りに被害が出ると取り返しのつかないことになってしまう可能性があります。

□倒壊以外の空き家のリスク

先ほどは倒壊してしまった場合の事例を具体的にご紹介しました。
ただ、空き家のリスクは倒壊だけではありません。
ここからは倒壊以外に考えられる、空き家のリスクについて詳しくご紹介します。

1つ目に挙げられるリスクは景観が悪くなってしまうことです。
空き家を放置してしまうと、庭の草木が伸びたり、虫の住処になったりしてしまうことがあります。
また、このような見た目であると人が住んでいないことが周囲にも分かってしまうため、不法投棄の現場となってしまうことも少なくありません。

こうした状態になっていると、周囲の景観を損なうだけでなく、害虫や悪臭も発生します。
このことが原因で近隣の方とトラブルになってしまうこともあります。

2つ目のリスクは放火や火災の可能性があることです。
草木が伸びたり、ゴミが不法投棄されたりしているような場所は可燃物が多くあります。
加えて、人が住んでいないということから放火犯が狙う可能性は高くなってしまいます。

そして、放火犯が狙っていなかったとしてもほこりが溜まったコンセントや、傷んだ配線などから自然に出火してしまう恐れもあります。
現場に人がいなければ消火が遅れてしまうこともあり、周辺の建物へ燃え移ってしまう危険性も潜んでいます。

3つ目は倒木の可能性があるということです。
庭に木を植えている場合は倒木のリスクがあります。
隣家の方向に倒れて破損した場合や、通行人に当たってしまった場合は先ほどご紹介したように、多額の損害賠償を請求される可能性があります。

空き家を適切に管理しなければこのようなリスクがあることは、理解しておくようにしましょう。

□空き家を売却したほうが良い理由

空き家を管理できない場合の有効な対処法として挙げられるのは売却です。
そこで、ここでは空き家を売却したほうが良い理由について解説します。

空き家を売却した方が良いといわれるには主にいくつかの理由が挙げられます。
・所有していると固定資産税を支払う必要がある
・近隣トラブルにつながる可能性がある
・空き家に何かあった場合は責任を負う必要がある
・月日が経てば価値が下がっていく

これらが主な理由になります。

不動産を所有している限り、固定資産税という税金は支払い続ける必要があります。
これは空き家も例外ではなく、支払う必要があります。
このように、使っていない空き家のために費用がかかり続けるため、早めに手放した方が負担は少なくなります。

また、何度も繰り返すように、空き家には様々なリスクが潜んでいます。
このことから、ご近所トラブルにつながったり、損害賠償を請求されたりする恐れがあります。
加えて、月日が経てば経つほど建物の価値は下がっていくため、放置していると売却がどんどん難しくなってしまいます。
これらのことを踏まえると、なるべく早く空き家を売却されることをおすすめします。

□空き家を売却する方法

先ほどは空き家を売却したほうが良い理由についてご紹介しました。
最後に、ここからは空き家の売却方法についてご紹介します。

1つ目は建物付きで空き家を売却する方法です。
土地とともに建物を売却すれば、時間と費用を節約して売りに出せます。
ただ、建物の劣化が激しい場合は売値が下がってしまうことも多く、注意が必要と言えます。

2つ目は空き家を解体して土地だけで売却する方法です。
先ほどのようなデメリットから建物付きで売却するのが難しい場合は、建物を解体して土地だけで売却する方法があります。
土地だけであれば買い手が見つかりやすいですが、解体には費用がかかってしまいます。

このようにそれぞれにメリットとデメリットがあります。
そのため、売却を検討されている方は建物を解体される前に、不動産会社にご相談されることをおすすめします。

□まとめ

今回は、空き家が倒壊した場合の責任の所在や空き家の売却について解説しました。
空き家の処分にお困りの際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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査定額を知りたい場合は、ぜひご活用ください。

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