2025年9月に発表された、同年7月時点の福島県白河市の基準地価について、詳細を検証していきます。本記事では地価の動向をランキング形式で整理し、注目すべきポイントを簡潔にまとめました。
平米単価トップ5
平米単価(坪単価)のトップ5は以下の通りです。
第1位
(1) 新白河3丁目141番 64,000円/㎡(21万円/坪) +1.91%
第2位
(2) 大手町6番4外 45,300円/㎡(14万円/坪) ±0.00%
第3位
(3) 南町12番 34,000円/㎡(11万円/坪) ±0.00%
第4位
(4) 立石5番3外 32,000円/㎡(10.5万円/坪) ±0.00%
第5位
(5) 古高山2番230 30,500円/㎡(10.0万円/坪) +0.32%
この順位から読み取れるのは、市内中心地・駅近エリアが比較的高い値を維持しており、特に「新白河」駅近くの新白河3丁目がトップに立っている点が目を引きます。例えば、当該地点の +1.91% の上昇は、他のトップ5地点が横ばいまたは+0.32%という中で頭一つ抜けた動きです。これは、新白河駅周辺の交通利便性の高さや、比較的安定した住宅ニーズが影響している可能性があります。
いっぽう、大手町・南町・立石などのエリアでは値動きがほぼ停滞(±0.00%)ということから、中心地であっても価格の上昇が落ち着きつつあるとも解釈できます。
古高山エリアの +0.32% も決して大きな上げではありませんが、地方都市としてプラスを確保できているという点で健闘と言えるでしょう。
全体的には、地価が大きく上がるというよりも“維持”または“微上昇”のステージに入っており、不動産所有者・売却検討者としては「値崩れしていない/将来も大きく下がらない可能性」が安心材料となるでしょう。
上昇率トップ5
上昇率のトップ5は以下の通りです。(上昇したのは 2 地点のみでした)
第1位
(-) 新白河3丁目141番 64,000円/㎡(21万円/坪) +1.91% 5-2
第2位
(3) 古高山2番230 30,500円/㎡(10万円/坪) +0.32% 0-3
上昇率上位が“わずか2地点”という結果は、白河市全体において地価上昇を牽引するエリアが限られていることを示しています。つまり、地価を引き上げるほどの勢いが市域全体には広がっておらず、むしろ“一部の優良立地”に集中している状況です。
第1位の新白河は駅アクセスや生活利便性の高さが評価され、+1.91%とまずまずの上昇を記録していますが、第2位にいたってはわずか+0.32%に止まっており、上昇幅が小さいことが読み取れます。逆に言えば「大きく上がらないなら大きく下がらない」という“安定傾向”と捉えることも可能です。
売却を検討している方にとっては、上昇率が低くても“下落を回避している立地”を選ぶことがリスク管理の観点から有効です。
立地・駅距離・用途地域・交通環境といった要素が“上昇が出るかどうか”を分ける鍵になっていると考えられます。
下落率トップ5地点
下落率のトップ5は以下の通りです。
第1位
(5) 東釜子字本町35番 10,800円/㎡(3万円/坪) -1.81%
第2位
(6) 東深仁井田字天上林6番4 11,200円/㎡(3万円/坪) -1.75%
第3位
(2) 表郷金山字荒屋10番 8,600円/㎡(2万円/坪) -1.14%
第4位
(1) 東下野出島字宮川80番1外 5,050円/㎡(1万円/坪) -0.98%
第5位
(3) 表郷八幡字宮下53番1 6,140円/㎡(2万円/坪) -0.96%
こちらの下落ポイントからは、駅距離・利便性・需要の低い郊外・山間部・用途制限の強い地域の地価が下がる傾向が浮き彫りになっています。
例えば、第1~第2順位の東釜子・東深仁井田はいずれも坪単価3万円台という低価格帯で、-1.75~-1.81%の下落を見せています。こうした地域は、住宅需要が限定的であり、少しでも賃貸や転居の動きが鈍ると地価の下落につながりやすい傾向があると考えられます。
第4位・第5位の坪単価1〜2万円という極めて安価な地点も、-0.98%〜-0.96%と微下落ですが、もともとの価格水準が低いため下落率としては軽微と読み取れます。
全体としては「大幅下落」と呼べる地点は少なく、“緩やかな下落”が続いていると言え、地方都市の地価動向として“横ばいから少し下がる”フェーズにあるのではないかと考えられます。
まとめ
白河市の2025年基準地価を整理すると、地域ごとの明確な差異と“安定基調”が見えてきます。駅近・利便性の高い立地(例:新白河3丁目)はプラスの動きを示し、中心部でも一部のエリアでは横ばい、郊外・交通アクセスが劣る立地では緩やかな下落傾向です。白河市の住宅地の平均変動率はおおよそ -0.33%となっており、地域の“底上げ”というより“維持”または“選別的な上昇”という印象を受けます。
不動産を所有・売却検討される方にとっては、立地・用途・交通アクセス・駅距離などが価格動向に与える影響がますます重要になっています。今後売却を検討される場合、こうした“優位立地”か“需給の弱い立地”かを客観的に見極めることがカギとなるでしょう。
また、売却前に「周辺地価が安定しているか」「下げ傾向ではないか」「将来の用途変更可能性や交通利便性に改善余地があるか」などをチェックしておくと、資産価値を守りやすくなります。
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