2026年分の路線価が発表され、北海道は富良野や小樽といった観光地の上昇が話題になりました。帯広市で不動産の売却を考えている方にとって、こうしたニュースのなかで自分の街の地価がどう動いているのかは気になるところだと思います。最新の路線価の動きと、帯広市ならではの地域特性、売却前に押さえておきたい実務のポイントを、居住用・投資用の両方の視点から整理します。
そもそも路線価とは?
路線価は、主要な道路に面した土地の1平方メートルあたりの評価額で、相続税や贈与税を計算するときの基準になります。国税庁が毎年7月に公表しており、地価公示価格のおおむね8割が目安です。年に一度更新されるため、その土地の価値がどちらの方向に動いているかを知る手がかりにもなります。
2026年、北海道は観光地が突出
2026年分では、北海道内の路線価の平均上昇率が1.8%となり、全国平均の2.9%を下回りました。上昇率が最も高かったのは富良野市で、観光需要を背景に前年比28%と全国3位の伸びを記録しています。小樽市もインバウンドの好調を受けて大きく上昇しました(出典:日本経済新聞)。
このように北海道内では、観光地とそれ以外で地価の動きに差が出ています。帯広市はこうした急上昇の観光地とは異なる傾向を持つため、道全体のニュースをそのまま当てはめず、地域の実情を確認することが大切です。
帯広市は「供給の少なさ」に支えられた堅調さ
帯広市の地価は、観光地のような急上昇こそないものの、緩やかな上昇が続いています。2026年の公示地価では、住宅地・商業地ともにプラスとなりました。背景には、住宅需要に対して土地の供給が少ない状況があるとされ、需要の底堅さがうかがえます。
十勝地方の中心都市として、帯広駅周辺の中心市街地は比較的高い水準を保っています。一方、市内でも中心部と郊外では動きに差があり、近年は中心部の上げ幅がやや落ち着き、割安な郊外の住宅地で上昇が目立つ傾向も見られます。ご自宅がどのエリアにあるかで、売却時の見せ方は変わってきます。
安定局面だからこそ「正確な価格把握」を
急激な高騰がない分、帯広市は極端な値崩れも起きにくい安定したエリアといえます。焦って売り急ぐ必要はない一方で、緩やかに動く相場だからこそ、今の正確な価値を把握しておくことが納得のいく売却につながります。地価が底堅い今の局面は、売却を検討する方にとって悪くない環境です。
売却前に押さえておきたい実務ポイント
ここで大切なのが、路線価はあくまで税金計算の基準であり、実際に売れる価格(実勢価格)とは別物だという点です。路線価が緩やかな上昇でも、建物の状態や立地によって査定額は変わります。売却を進める際は、複数の会社に査定を依頼し、価格や対応を比較したうえで媒介契約を結ぶのが基本です。
また売却益が出た場合は譲渡所得税がかかることがあり、居住用と投資用では使える特例が異なります。税額は個別事情で変わるため、詳しくは税理士等への確認をおすすめします。
まとめ
帯広市は、観光地のような急上昇はないものの、供給の少なさに支えられて地価が堅調に推移しています。市内でも中心部と郊外で動きに差があるため、道全体のニュースだけで判断せず、ご自宅の立地に応じた見方が欠かせません。まずは実勢価格を正確に知ることが、後悔しない売却の第一歩です。
「うちはいくらで売れる?」と気になったら、不動産無料査定サービス「不動産売却王」をご利用ください。物件情報を入力するだけで簡単に自動査定ができるサービスです。まずは現状の価値を気軽に確かめてみませんか。
「不動産売却王」は、物件情報を入力するだけで自動査定が受けられる無料サービスです。難しい手続きは不要で、スマホからでもかんたんに使えます。査定を受けたからといって、売却を急ぐ必要はまったくありません。