「うちの土地、今いくらで売れるんだろう?」——徳島市で売却を考え始めたとき、まず目にするのが路線価のニュースかもしれません。2026年分の発表内容には、徳島市で売却を検討する方にとって見逃せないポイントがありました。数字の正しい読み方とあわせて整理します。
徳島市中心部は上昇、県全体は下落という「二極化」
高松国税局が発表した2026年分の路線価によると、徳島県全体の標準宅地の平均変動率は前年比0.4%の下落で、31年連続の低下となりました(出典:四国放送)。
一方で、県内トップの徳島市一番町の徳島駅前広場通りは前年から1.7%上がり、1平方メートルあたり30万円。上昇は2年ぶりです。駅前の飲食街で人出が戻り、ホテルやテナントの需要が高まっていることが背景とみられます。つまり県全体は下落基調でも、徳島市の中心部は持ち直しているという「二極化」が起きているのです。売却では、ご自身の物件がこの流れのどちら側にあるかを見極めることが第一歩になります。
路線価は「売値」ではありません
ここで押さえておきたいのが、路線価は売却価格そのものではないという点です。路線価は主に相続税や贈与税を計算するための基準で、国税庁が定める土地の公的価格(公示地価)の8割程度を目安に設定されています。
そのため、実際に市場で売れる価格(実勢価格)は路線価より高くなることが多く、逆に立地や形状によっては差が縮まることもあります。「路線価が下がったから売っても安いはず」と早合点せず、あくまで目安のひとつとして捉えるのが正解です。
徳島市で売るときに意識したいこと
徳島市のように中心部とそれ以外で動きが分かれている地域では、同じ市内でもエリアによって売りやすさや価格の傾向が変わります。駅や商店街に近い物件は需要の回復を追い風にできる一方、郊外では買い手のニーズを丁寧に見極める必要があります。
また、建設資材の値上がりなどで先行きの不透明感も指摘されています。地価が回復傾向にある今のうちに、ご自宅の実勢価格を把握しておくと、売却のタイミングを判断しやすくなります。
まとめ
徳島市は県全体の下落基調のなかで中心部が持ち直すという、エリアによる差が鮮明になっています。路線価はあくまで税金の基準であり、実際の売値は物件ごとに異なります。だからこそ、まずはご自宅の今の価値を正確に知ることが、後悔しない売却への近道です。
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