2026年3月に発表された、同年1月時点の沖縄県那覇市の公示地価について、詳細を検証していきます。本記事では地価の動向をランキング形式で整理し、注目すべきポイントを簡潔にまとめました。
平米単価トップ5
平米単価(坪単価)のトップ5は以下の通りです。
第1位
(1) 久茂地3丁目1番1 2,260,000 円/㎡(747万円/坪) +6.60%
第2位
(2) 安里1丁目469番5 890,000円/㎡(294万円/坪) +9.74%
第3位
(3) 前島3丁目1番8外 804,000円/㎡(265万円/坪) +7.77%
第4位
(4) 久茂地1丁目6番4 758,000円/㎡(250万円/坪) +6.01%
第5位
(5) おもろまち4丁目16番2 733,000円/㎡(242万円/坪) +7.16%
前年と順位に変更はありません。
全て商業地となっています。
1 位と 4 位が県庁・市役所周辺、2 位が国際通り、3 位が国道 58 号沿い、5 位が新都心となっており、主要箇所はいずれも高価格をキープしていることがうかがえます。
上昇率トップ5
上昇率のトップ5は以下の通りです。
第1位
(44) 泉崎2丁目2番1 474,000円/㎡(156万円/坪) +10.23% 5-9
第2位
(23) 鏡原町15番7 218,000円/㎡(72万円/坪) +10.10% 0-10
第3位
(27) 安里1丁目469番5 890,000円/㎡(294万円/坪) +9.74% 5-18
第4位
(39) 若狭2丁目3番12 484,000円/㎡(160万円/坪) +9.00% 5-4
第5位
(10) 具志2丁目560番3 159,000円/㎡(52万円/坪) +8.90% 0-11
いずれもランク圏外からの大幅アップとなっており、中心地から少し離れた出遅れ感のあった地点が大幅に上昇しているという印象です。
1 位の「泉崎2丁目2番1」は県庁より南の那覇高校がある通りの近隣商業地域で、前年の +3.61% から大幅な上昇となっています。
1 位、3位、4 位が商業地、2 位と 5 位が住宅地となっていますが、繁華街というよりは宅地寄りのエリアの上昇が際立っています。
下落率トップ5地点
前回に引き続き、今回下落した地点はありませんでした。
まとめ
2026年の公示地価において、那覇市は全地点で下落なし、上昇または横ばいという結果となりました。
沖縄県全体でも、前年比較が可能な調査地点すべてが上昇し、横ばいや下落はゼロという結果でした。
那覇市の状況を整理すると、久茂地・安里・前島・おもろまちといった主要商業エリアは高単価をキープしつつ安定した上昇を続けています。一方で、上昇率ランキングでは泉崎・鏡原町・若狭・具志など、これまで相対的に出遅れていたエリアが大幅な伸びを見せており、上昇の裾野が広がってきていることが読み取れます。
背景としては、外国人観光客の増加による商況の回復と、投資家等による取得需要の強まりが継続していることに加え、沖縄県は全国でも数少ない人口増加県の一つであり、那覇市の可住地面積の制約から住宅供給が限られているという構造的な需給の逼迫も地価を下支えしています。
ただし、一部地域では頭打ち感も見え始めており、上昇率は前年からやや鈍化しています。全体の地価水準が高止まりする中、今後は個別エリアごとの動向をより丁寧に見極めていく必要があるでしょう。
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