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岡山マンション市況物語|第8話 空室と居住中、岡山のマンションはどちらが売りやすいのか?

岡山市

空室と居住中、岡山のマンションはどちらが売りやすいのか?

「先に引っ越してから売るべきですか?」という相談

マンションの売却を検討している売主様から、よくいただく質問があります。

「先に引っ越して空室にした方が、売りやすいのでしょうか?」

いつでも内覧できる空室の方が、売却には有利なように思えます。

一方、まだ住宅ローンが残っている場合や、次の住まいが決まっていない場合には、先に引っ越すことが難しい売主様もいます。

居住中のまま売り出せば、現在の住まいに生活しながら売却を進められます。

しかし、内覧のたびに室内を片付け、予定を調整しなければなりません。

空室と居住中には、それぞれ異なるメリットと注意点があります。

大切なのは、どちらが必ず売れるかではありません。

岡山でそのマンションを探している買主が、どのような条件で物件を比較しているのかを考え、現在の状況に合った販売方法を選ぶことです。

今回は、空室と居住中でマンションの売れ方がどのように変わるのかを考えます。

岡山のマンション売却では、内覧できる日が限られる

岡山市内で中古マンションを探している方の中には、平日は仕事をしており、土曜日や日曜日にまとめて物件を見学する方が多くいます。

限られた時間の中で、岡山駅周辺、表町、中山下、大元、問屋町、北長瀬など、複数のエリアを比較することもあります。

県外から岡山への移住を考えている方であれば、岡山に滞在できる一日や二日の間に、できるだけ多くの物件を見たいと考えます。

そのような買主から見れば、希望する日時に内覧できる物件は検討しやすく、日程が合わない物件は後回しになることがあります。

特に中古マンション市場では、広告を見た買主の関心が高いうちに内覧へつなげることが重要です。

問い合わせがあっても、内覧できるのが二週間後になれば、その間に別の物件を見学し、購入を決めてしまうかもしれません。

この「内覧のしやすさ」は、空室と居住中の大きな違いになります。

空室の最大のメリットは、案内しやすいこと

空室のマンションは、売主様の予定を確認せずに内覧日時を調整できます。

当日の問い合わせや、急な時間変更にも対応しやすくなります。

買主が、

「今日の午後に見学できますか?」

と希望した場合でも、鍵の手配ができれば案内できる可能性があります。

また、買主が室内をゆっくり確認できることもメリットです。

居住中の内覧では、売主様に遠慮して、収納や設備を十分に確認できない方がいます。

空室であれば、各部屋の広さ、収納内部、水回り、窓からの眺望、日当たりなどを落ち着いて確認できます。

リフォーム会社と一緒に内覧し、工事箇所を確認することも可能です。

購入後にリノベーションを考えている買主にとっては、寸法を測ったり、間取り変更について相談したりしやすい環境になります。

空室だから広く見えるとは限らない

家具がない部屋は、床が広く見えるため、室内全体がすっきりして見えます。

一方で、買主によっては何もない部屋を見ても、実際の広さを判断できないことがあります。

例えば、図面に「LDK約16帖」と記載されていても、どの大きさのソファやダイニングテーブルを置けるのかは、簡単には想像できません。

洋室についても、

「ダブルベッドを置いて、左右に通路を確保できるのか」

「子ども用のベッドと学習机を両方置けるのか」

といったことが分かりにくくなります。

照明やカーテンが撤去されている空室では、実際以上に暗く、冷たい印象を与えることもあります。

室内に家具がないため、壁紙の汚れ、床の傷、建具の不具合などが目立ちやすくなる点にも注意が必要です。

空室にすれば、自動的に印象がよくなるわけではありません。

清掃、換気、照明、においへの対策など、空室だからこそ必要になる準備があります。

空室期間が長くなると、部屋は傷んで見える

人が住んでいない部屋でも、室内の状態は少しずつ変化します。

定期的に換気をしなければ空気がこもり、排水口の封水が減ると、室内ににおいが上がってくることがあります。

郵便受けにチラシがたまり、バルコニーに砂や落ち葉が入り込むこともあります。

夏場の岡山では、閉め切った室内の温度が高くなります。

内覧時にエアコンが使用できなければ、買主は暑さの中で室内を確認することになり、長く滞在できません。

反対に冬場は、照明のない冷えた部屋が、必要以上に暗く寂しい印象になることがあります。

空室販売では、定期的に室内へ入り、換気、通水、清掃、郵便物の確認を行う必要があります。

鍵を預かっている不動産会社が、どこまで管理するのかも事前に確認しておくことが大切です。

居住中の部屋は、生活のイメージを伝えやすい

居住中のマンションには、空室にはない強みがあります。

家具が配置されているため、買主は実際の生活を想像できます。

リビングにソファとダイニングテーブルを置いても通路が確保できることや、洋室にベッドと机を置けることが分かります。

収納についても、どの程度の荷物が収まるのかを確認できます。

また、売主様から実際の住み心地を聞けることもあります。

日当たりのよい時間帯、窓を開けたときの風通し、周辺の買い物施設、通勤や通学のしやすさなど、広告や図面だけでは分からない情報です。

岡山では、自動車を利用する世帯が多いため、駐車場から住戸までの移動や、朝夕の出庫のしやすさも重要になります。

子育て世帯であれば、学校までの道のり、近くの公園、病院、日常の買い物についても関心があります。

実際に住んでいる方の言葉は、買主が新しい生活を想像するうえで参考になります。

生活感が強過ぎると、部屋が狭く見える

居住中のメリットである生活感は、見せ方によってはデメリットにもなります。

家具や荷物が多過ぎると、実際の面積よりも狭く見えます。

リビングの床がほとんど見えない状態では、買主は部屋の広さを判断できません。

クローゼットに荷物を詰め込み過ぎていると、収納が少ないように感じられます。

玄関に靴が多く並び、キッチンや洗面台に生活用品が出たままになっていると、室内全体が片付いていない印象になります。

買主が見ているのは、家具や荷物そのものではありません。

その部屋に自分たちの家具を置き、自分たちが生活できるかどうかを確認しています。

売主様の生活用品が視界に多く入るほど、買主は自分の暮らしを想像しにくくなります。

居住中の内覧では、すべての荷物をなくす必要はありません。

床やテーブルの上に出ている物を減らし、部屋の広さと動線が分かる状態にすることが大切です。

売り出す前に、荷物を三つに分ける

居住しながら売却する場合は、室内の荷物を次の三つに分けると整理しやすくなります。

一つ目は、現在の生活で毎日使用する物です。

二つ目は、次の住まいへ持っていくものの、売却期間中は使用しない物です。

三つ目は、引っ越しを機に処分する物です。

売却期間中に使用しない物は、先に箱へ入れ、可能であればトランクルームや実家などへ移動します。

処分する物は、内覧が始まる前に減らしておきます。

特に玄関、リビング、キッチン、洗面所、バルコニーは、内覧時の印象に影響しやすい場所です。

すべての収納を空にする必要はありませんが、収納の扉を開けたときに中が確認できる程度の余裕があると、買主は収納量を判断しやすくなります。

片付けは、部屋をモデルルームのように見せるためではありません。

買主が広さや収納力を正しく確認できる状態をつくるために行います。

居住中の内覧では、においと明るさに注意する

室内のにおいは、住んでいる本人には気付きにくいものです。

料理、たばこ、ペット、芳香剤、洗濯物など、日常のにおいが室内に残ることがあります。

においの感じ方には個人差がありますが、買主が室内に入った瞬間に強いにおいを感じると、その印象が物件全体の評価につながることがあります。

内覧前には窓を開けて換気し、ごみを処分しておくことが大切です。

香りの強い芳香剤で隠そうとすると、かえって気にされる場合があります。

また、昼間でも室内の照明はすべて点灯します。

曇りの日や、北側の洋室、廊下、洗面所などは、照明をつけなければ暗く見えます。

カーテンを開け、バルコニーや窓の周辺を整えておくことで、日当たりや眺望も確認しやすくなります。

岡山駅周辺や中心部の高層マンションでは、眺望が物件の魅力になることがあります。

バルコニーに多くの荷物を置いていると、その強みが十分に伝わりません。

売主様は内覧に立ち会った方がよいのか

居住中の内覧では、売主様が在宅する場合と、外出して不動産会社へ対応を任せる場合があります。

売主様が在宅していれば、住み心地やマンションの特徴について直接説明できます。

一方で、買主が遠慮して室内を十分に見られないことがあります。

収納を開けたり、設備を確認したりすることをためらい、短時間で内覧を終える方もいます。

売主様と買主の会話が長くなり、購入条件や価格について、その場で回答しにくい質問を受けることもあります。

基本的には、不動産会社が室内を案内し、売主様には少し離れた場所で待っていただく方が、買主は落ち着いて確認できます。

買主から生活環境などについて質問があれば、そのときに売主様へお答えいただく方法もあります。

売主様が外出できる場合は、不動産会社に案内を任せることで、買主が気兼ねなく内覧できる環境をつくれます。

写真は空室でも居住中でも重要になる

現在のマンション探しでは、買主が最初に室内を見る場所は現地ではなく、インターネット上の広告です。

写真を見て関心を持たれなければ、内覧にはつながりません。

空室であれば、室内の広さや状態が分かるように、明るい時間帯に撮影します。

家具がない場合は、どの方向から撮影すれば間取りが伝わるかを考える必要があります。

居住中であれば、写真に写る荷物を減らし、個人が特定できる物や家族写真などは片付けます。

室内全体を掲載することに抵抗がある場合でも、リビング、キッチン、水回り、眺望など、買主が知りたい部分をできるだけ見せることが大切です。

写真が少ない物件は、室内状態に問題があるのではないかと警戒されることがあります。

岡山の市場でほかの販売物件と比較されたとき、写真の明るさや情報量が、内覧予約の入り方に影響することもあります。

空室にしてから売る場合の費用も考える

空室にすれば売りやすくなる可能性はありますが、先に引っ越す場合には費用が発生します。

新しい住まいの住宅ローンや家賃と、売却するマンションの住宅ローンが重なることがあります。

売却が完了するまで、管理費、修繕積立金、駐車場使用料、固定資産税などの負担も続きます。

売却に時間がかかれば、二つの住まいを維持する期間も長くなります。

そのため、単に「空室の方が案内しやすい」という理由だけで、無理に先行して引っ越す必要はありません。

売却予定価格、住宅ローン残高、次の住まいの取得時期、毎月の支払い、手元資金を確認し、先に引っ越しても問題がないかを判断する必要があります。

空室にすることで販売期間が短くなる可能性はありますが、必ず早く売れるとは限りません。

価格が岡山の相場から離れていれば、いつでも内覧できても成約にはつながらないからです。

居住中でも売却を成功させることはできる

居住中だから売れにくいと決まっているわけではありません。

実際には、売主様が内覧へ協力できる日時をあらかじめ決め、室内を整えておくことで、十分に売却を進めることができます。

例えば、毎週土曜日と日曜日の午後は内覧に対応できるようにしておく。

内覧希望が入った場合は、前日までに連絡をもらう。

急な内覧が難しい場合でも、候補日時を複数提示する。

このように販売開始時にルールを決めておけば、売主様の負担を抑えながら、買主を待たせずに日程を調整できます。

問題になるのは、居住中であることではありません。

内覧可能な日が少なく、問い合わせのたびに日程調整へ時間がかかることです。

買主の希望日に対応できない場合でも、できるだけ近い日程を提示することが重要です。

売却開始直後の内覧を大切にする

マンションを売り出した直後は、そのエリアで物件を探している買主から注目されやすい時期です。

岡山駅周辺や人気の学校区、供給の少ないマンションでは、新着物件を待っている買主がいることもあります。

販売開始直後に問い合わせが入ったにもかかわらず、片付けができていない、売主様の予定が合わない、鍵の準備ができていないという理由で内覧が遅れると、大切な機会を逃す可能性があります。

居住中で売る場合は、広告を掲載してから片付けるのではなく、内覧を受けられる状態にしてから販売を始めます。

空室の場合も、残置物の撤去、清掃、鍵の確認、照明や設備の点検を済ませておきます。

販売開始日は、単に広告を掲載する日ではありません。

買主から内覧希望が入ったとき、実際に室内を見てもらえる準備が整った日であることが理想です。

二つの部屋が選んだ売却方法

岡山市内のあるマンションで、同じ時期に二つの売却相談がありました。

一つは、売主様がすでに戸建てへ住み替えており、空室になっている3LDKでした。

室内には家具がなく、壁紙や床に多少の使用感がありました。

そこで、全面リフォームは行わず、ハウスクリーニングと部分補修を実施しました。

照明を残し、定期的な換気と通水を行い、いつでも案内できる状態を整えました。

県外から岡山へ移住を考えている買主から問い合わせがあり、岡山に来られる一日の中で内覧していただくことができました。

買主は室内をゆっくり確認し、リフォーム会社にも相談したうえで購入を決めました。

もう一つは、家族が生活している居住中の4LDKでした。

売主様は子どもの転校時期に合わせて引っ越す予定だったため、先に空室にすることができませんでした。

販売前に使用していない家具や荷物を減らし、土曜日と日曜日を中心に内覧へ対応することにしました。

内覧時には照明をつけ、カーテンを開け、家族には一時的に外出してもらいました。

購入したのは、同じ学校区で広い住戸を探していた子育て世帯でした。

家具が置かれた状態を見たことで、家族で暮らすイメージを持つことができ、収納量や各部屋の使い方も確認できました。

一つ目の部屋は空室だからこそ、遠方の買主へ柔軟に対応できました。

二つ目の部屋は居住中だからこそ、家族で生活する姿を具体的に伝えられました。

売り方は異なりましたが、どちらも現在の状態に合った準備をしたことで、部屋の魅力を買主へ伝えることができたのです。

売りやすさを決めるのは、空室か居住中かだけではない

空室には、内覧日程を調整しやすく、買主が室内をゆっくり確認できるメリットがあります。

居住中には、家具の配置や収納の使い方など、実際の生活を伝えやすいメリットがあります。

どちらにも、売却に有利な点と注意すべき点があります。

空室であっても、汚れやにおいがあり、照明がなく、室内管理ができていなければ、よい印象にはなりません。

居住中であっても、室内が整理され、内覧日時へ柔軟に対応できれば、買主は十分に検討できます。

売れやすさを決めるのは、荷物があるかどうかだけではありません。

岡山の市場に合った価格で売り出されているか。

問い合わせのあと、早く内覧できるか。

写真や広告で部屋の特徴が伝わっているか。

買主が室内を落ち着いて確認できるか。

そして、立地、駐車場、管理費・修繕積立金、眺望、間取りなど、そのマンションの価値が正しく説明されているかです。

無理に先に引っ越す必要はありません。

反対に、すでに空室であれば、その案内しやすさを最大限に生かすべきです。

岡山でマンションを売るときに考えるべきなのは、

「空室にすれば売れるか」

ではありません。

「現在の状態のままで、買主が見たいときに見学でき、その部屋で暮らす姿を想像できる準備が整っているか」

ということなのです。

次回予告

第9話
「売り出しても反響がない。岡山のマンションはいつ価格を見直すべきか?」

販売開始から最初の30日間に確認したい問い合わせ数、内覧数、競合物件の動き。すぐに値下げする前に見直すべきポイントと、価格変更の適切なタイミングについて考えます。

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岡山マンション市況物語|第7話 リフォームしてから売るべきか? そのまま売るべきか?

岡山市

岡山の中古マンション市場で、改装費用は回収できるのか

岡山市内では、新築マンションの価格が上昇する中、中古マンションへ目を向ける買主が増えています。

岡山駅周辺や表町、中山下、内山下といった中心部だけでなく、大元、問屋町、北長瀬などでも、新築と中古を比較しながら住まいを探す方がいます。

そこで、築年数が経過したマンションの売主様から、よくいただく質問があります。

「古いまま売るより、リフォームしてから売った方が高く売れますか?」

確かに、きれいに改装された部屋は広告写真でも目を引き、買主が購入後の生活を想像しやすくなります。

しかし、300万円のリフォームをすれば、必ず300万円以上高く売れるわけではありません。

一方で、何も手を加えずに売り出したために、本来の価値よりも低く見られてしまう部屋もあります。

今回は、岡山の中古マンション市場において、売却前にリフォームした方がよい部屋と、そのまま売り出した方がよい部屋の違いを考えます。

岡山で中古マンションを探す買主の二つの考え方

岡山で中古マンションを探す買主は、大きく二つのタイプに分かれます。

一つは、購入後すぐに住める部屋を探している方です。

仕事や子どもの入学、現在の住まいの退去時期などが決まっており、購入後に時間をかけて工事をすることが難しいため、できるだけ手直しの必要がない部屋を希望します。

もう一つは、室内が古くても、立地や広さ、価格を優先する方です。

購入価格を抑え、浮いた予算で自分好みにリノベーションしたいと考えています。

岡山駅周辺や中心部のマンションでは、県外からの移住、定年後の住み替え、戸建てからの買い替えなど、購入理由もさまざまです。

大元や北長瀬、問屋町などでは、通勤や買い物の利便性に加えて、駐車場の確保や子育て環境を重視する世帯もいます。

同じ築年数、同じような室内状態であっても、エリアやマンションによって買主が求めるものは異なります。

そのため、すべての部屋に同じリフォームを行っても、同じ効果が得られるわけではありません。

同じマンションで、二つの部屋が売りに出た

岡山市内のあるマンションで、ほぼ同じ時期に二つの部屋の売却相談がありました。

どちらも築年数は20年を超え、水回りや内装には相応の使用感がありました。

一つは、一般的な広さの3LDKです。

売主様は、

「古く見えると売れないと思うので、全部きれいにしてから売りたい」

と考えていました。

もう一つは、角部屋で比較的広さのある住戸でした。

こちらの売主様は、

「リフォームに大きな費用をかけず、今の状態で売りたい」

というご希望でした。

一見すると、全面リフォームをする最初の部屋の方が売りやすく思えます。

しかし、過去の成約事例や現在販売中の物件、想定される買主層を確認すると、二つの部屋に同じ方法は適していませんでした。

一般的な3LDKは、住宅ローンを利用する子育て世帯や、購入後すぐに入居したい方が中心です。

一方、広さのある角部屋は、戸建てから住み替える方や、自分の生活に合わせて間取りを変更したい方からの需要が見込まれました。

部屋の古さは同じでも、買主が求める完成度が違っていたのです。

岡山では「室内が新しい」だけでは決まらない

中古マンションの価格は、室内の状態だけで決まるものではありません。

岡山の買主が比較する条件には、次のようなものがあります。

立地、築年数、階数、方角、眺望、専有面積、管理状態、管理費、修繕積立金、駐車場、そして室内状態です。

特に岡山では、マンションを購入しても自動車を利用する世帯が多く、敷地内駐車場を確保できるかどうかが重要になります。

室内をきれいにリフォームしても、駐車場が確保できないことで検討を見送られる場合があります。

また、管理費と修繕積立金が高いマンションでは、購入価格だけでなく、住宅ローンを含めた毎月の支払い総額が比較されます。

例えば、未改装で2,500万円の部屋と、リフォーム済みで2,900万円の部屋があったとします。

リフォーム済みの部屋はきれいでも、買主の予算上限を超えれば、検索の段階で候補から外れてしまいます。

少しエリアを広げれば、築年数の浅いマンションや、駐車場を確保しやすい物件が見つかるかもしれません。

売主様がいくら費用をかけたかではなく、買主がその価格を、岡山のほかの選択肢と比べて納得できるかどうかが重要なのです。

リフォーム費用が、そのまま売却価格に上乗せされるとは限らない

売却前に500万円をかけてリフォームしたから、売却価格を500万円高くする。

計算上は分かりやすいのですが、実際の市場はそのとおりには動きません。

買主が評価するのは、工事にかかった金額ではなく、その工事によって生まれた価値です。

高価なシステムキッチンを設置しても、買主が希望する色や使い方と合わなければ、工事費と同じ金額では評価されません。

3LDKを広い2LDKへ変更しても、子ども部屋を二つ必要とする世帯には選ばれにくくなります。

売主様にとって使いやすい間取りが、次の買主にとっても使いやすいとは限らないのです。

さらに、工事期間中にも管理費、修繕積立金、固定資産税などの負担は続きます。

工事の完成を待ってから販売を始めれば、その間に同じマンションや近隣マンションで競合物件が売り出されることもあります。

判断すべきなのは、リフォーム後にいくら高く売れそうかだけではありません。

工事費、工事期間中の負担、売却時期、そして想定価格で売れなかった場合のリスクまで含めて考える必要があります。

リフォームしてから売りやすい部屋

岡山の中古マンション市場で、リフォームが効果を発揮しやすいのは、買主が「すぐに住めること」を重視する部屋です。

一般的な広さの2LDKや3LDKで、初めて住宅を購入する方や子育て世帯が主な買主になる場合が考えられます。

住宅の購入には、物件代金のほかに、登記費用、住宅ローン費用、仲介手数料、引っ越し費用などがかかります。

そのうえで、購入後に数百万円のリフォーム費用を用意するとなれば、買主の資金計画は複雑になります。

リフォーム済みであれば、購入に必要な総額が分かりやすく、工事の打ち合わせや完成を待たずに入居できます。

また、相続した空室や、長期間使用されていない部屋など、現況のままでは生活を想像しにくい物件も、リフォームによって印象が変わることがあります。

ただし、売却のためのリフォームでは、売主様の好みを強く反映させ過ぎないことが大切です。

個性的な壁紙や高価な設備よりも、明るく清潔で、幅広い世帯が受け入れやすい内装の方が販売には向いています。

売主様の理想を実現するためではなく、買主が安心してそのまま住める状態をつくるための工事と考える必要があります。

そのまま売った方がよい部屋

反対に、全面リフォームをせず、現況のまま販売した方がよい部屋もあります。

岡山駅周辺や表町など、立地そのものに希少性があるマンションでは、築年数が経過していても、場所を優先する買主がいます。

高層階、角部屋、広い専有面積、良好な眺望など、室内以外に明確な強みがある場合も同様です。

このような物件を探す買主の中には、最初から全面リノベーションを前提としている方がいます。

独立型のキッチンを対面式に変更したい。

和室をなくしてリビングを広げたい。

将来を考えて段差を減らしたい。

収納を増やし、夫婦二人で暮らしやすい間取りにしたい。

希望する暮らし方は買主ごとに異なります。

売主様が先に全面リフォームすると、買主がその内装を再び解体することになり、かえって選びにくくなる場合があります。

現況販売は、単に費用をかけない方法ではありません。

購入価格を抑え、買主が自由に手を加えられる余地を残すという販売戦略でもあります。

全面リフォームをしなくても、直した方がよいところ

現況のまま売ると決めても、何も確認せずに販売してよいわけではありません。

全面リフォームと現況販売の間には、「部分補修」という選択肢があります。

例えば、水栓からの水漏れ、閉まりにくい建具、切れた照明、破れた網戸、目立つ壁紙の剝がれなどです。

売主様から見ると小さな不具合でも、買主には費用の分からない不安として映ります。

水漏れを見て、配管全体に問題があるのではないかと考える。

一つの扉が閉まりにくいことで、ほかにも故障があるのではないかと心配する。

壁紙の汚れから、部屋全体が大切に管理されていなかったように感じる。

少額で直せる明確な不具合は、販売前に補修した方が、内覧時の不安や価格交渉を減らせることがあります。

一方で、まだ使用できるキッチンや浴室を、売却のためだけに新品へ交換する必要があるとは限りません。

直すべき不具合と、買主の好みに委ねる部分を分けることが大切です。

岡山の中古マンションでは、清潔感が大きな差になる

設備を新しくしなくても、ハウスクリーニングによって印象が大きく変わることがあります。

特に、キッチンの油汚れ、浴室の水あか、洗面台、トイレ、窓ガラス、バルコニーは、内覧時によく見られる場所です。

築年数の経過したマンションを見学する買主は、古いこと自体は理解しています。

しかし、「古いけれど丁寧に使われている部屋」と「手入れされていない部屋」では、受ける印象が大きく異なります。

古い設備でもきれいに清掃されていれば、買主は入居後しばらく使用できると判断できます。

反対に、汚れが目立つと、実際には使える設備まで交換が必要だと思われることがあります。

ハウスクリーニングは、部屋を新しく見せるためのものではありません。

現在の状態と本来の価値を、正しく見てもらうための準備です。

全面リフォームほど大きな費用をかけずに印象を改善できるため、多くの売却物件で検討する価値があります。

リフォームの見積りだけを用意する方法

売主様が工事を行わず、リフォームの見積りだけを用意して販売する方法もあります。

中古マンションの内覧では、買主から次のように聞かれることがあります。

「水回りを全部交換すると、どのくらいかかりますか」

「この和室をなくして、リビングを広げられますか」

買主にとって不安なのは、室内が古いことだけではありません。

どこまで工事ができるのか、いくら必要になるのか分からないことです。

壁紙の貼り替え、水回り設備の交換、床の補修、間取り変更など、想定される工事の概算があれば、買主は購入価格とリフォーム費用を合わせた総額を考えられます。

マンションでは、構造や管理規約によって変更できない箇所もあります。

床材の遮音性能、水回りの移動、窓や玄関扉などの共用部分に関する制限も確認しなければなりません。

工事を実施しなくても、リフォーム会社の参考プランや概算見積りを用意することで、買主が判断しやすい部屋に変えることができます。

売却前に比較したい三つの金額

リフォームをするか迷ったときは、少なくとも三つの金額を比較します。

一つ目は、現況のまま売却した場合の想定価格です。

二つ目は、リフォーム後の想定価格です。

三つ目は、リフォーム費用と、工事期間中に必要となる維持費です。

例えば、現況で2,500万円、300万円をかけてリフォームすれば2,850万円で売れると予想したとします。

表面上は350万円高くなります。

しかし、そこから工事費300万円を差し引けば、差は50万円です。

工事と販売に時間がかかれば、その間の管理費、修繕積立金、固定資産税も必要になります。

さらに、必ず2,850万円で成約するとは限りません。

そのため、売却価格だけではなく、最終的に手元に残る金額と、売却までにかかる時間を比べる必要があります。

岡山の市場で同じマンションや近隣物件がいくらで販売されているか、新築や築浅物件との差がどの程度あるかも重要です。

リフォームによって価格を上げた結果、買主から見て新築や築浅物件と競合する価格帯になれば、中古としての割安感が失われることがあります。

二つの部屋が選んだ販売方法

最初にご紹介した二つの部屋は、それぞれ異なる販売方法を選びました。

一般的な広さの3LDKは、全面リフォームまでは行いませんでした。

使用できる設備は残し、目立つ壁紙と床の傷みを補修し、水回りのハウスクリーニングを実施しました。

照明を整え、明るい時間に写真を撮影し、購入後すぐに生活を始められる状態であることを伝えました。

工事費を抑えたことで、子育て世帯が検討しやすい価格帯も維持できました。

一方、広さのある角部屋は、あえてリフォームを行わずに販売しました。

室内の荷物を撤去して清掃し、リフォーム会社から参考プランと概算見積りを取り寄せました。

広告では、古い室内を隠すのではなく、広さ、角部屋の窓、眺望、間取り変更の可能性を丁寧に伝えました。

内覧した買主は、戸建てからマンションへの住み替えを考えており、夫婦二人の生活に合わせて間取りを変更したいという希望を持っていました。

その買主にとって、未改装であることは欠点ではありませんでした。

自分たちの希望に合わせてつくり替えられることが、購入の決め手になったのです。

岡山で売れるのは、最もきれいな部屋とは限らない

岡山の中古マンション市場で売れる部屋は、必ずしも最も新しく、最もきれいな部屋ではありません。

岡山駅周辺で立地を優先する方。

戸建てを手放し、車を使わず暮らせる中心部へ住み替える方。

駐車場や学校区を重視する子育て世帯。

購入価格を抑え、自分好みにリノベーションしたい方。

同じマンションを検討していても、買主によって求める条件は違います。

全面リフォームが、その買主の不安を解消する場合もあります。

反対に、リフォームによって販売価格が上がり、買主の予算から外れてしまう場合もあります。

必要なのは、売主様の感覚だけで工事内容を決めることではありません。

同じマンションの成約事例、現在の競合物件、新築や築浅物件との価格差、想定される買主層を確認することです。

そのうえで、全面リフォーム、部分補修、ハウスクリーニング、現況販売の中から、最も手取りを残しやすい方法を選びます。

売却前のリフォームは、古い部屋を新しくすることだけが目的ではありません。

買主が購入後の生活と必要な費用を想像し、安心して決断できる状態をつくるための手段です。

岡山でマンションを売るときに考えるべきなのは、

「いくらかければ、きれいになるか」

ではありません。

「岡山でこのマンションを探しているのは、どのような買主なのか。そして、その方にどの状態で見せれば、この部屋の価値が最も伝わるのか」

ということなのです。

次回予告

第8話
「空室と居住中、岡山のマンションはどちらが売りやすいのか?」

いつでも内覧できる空室と、実際の暮らしが伝わる居住中。岡山の買主が内覧時に見ているポイントと、住みながら売却を成功させるための準備について考えます。

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★価格改定★ヴェルディ中納言

岡山市

イエステーション岡山中央店 ウェーブハウスの家野でございます。

このたび、「ヴェルディ中納言」3LDKのお部屋が3,780万円から3,680万円へ価格改定となりました。
さらに現在は空室となっておりますので、室内の広さや陽当たり、生活動線まで、これまで以上にじっくりご見学いただけます。

以前ご紹介させていただいたお部屋ですが、今回あらためてご検討いただきたい一室として、再度ご紹介いたします。

★価格改定でご検討いただきやすくなりました
今回の価格改定により、築浅・南向き・約80㎡クラス・平面駐車場確保可能という条件を備えた住戸として、よりご注目いただきやすい水準となりました。
立地、広さ、駐車場条件、そして築年数のバランスを重視される方に、ぜひ一度ご覧いただきたいお部屋です。

★販売中のお部屋について
【間取り】3LDK
【専有面積】79.30㎡
【所在階】3階
【向き】南向き

【主な特徴】
・LDK約18.6帖
・ウォークインクローゼット2ヶ所
・全居室収納付き
・1418サイズ浴室
・ワイドバルコニー

約80㎡クラスの3LDKは、居住空間のゆとりをしっかり感じていただける面積帯です。
南向きならではの明るさに加え、18帖超のLDKは、ご家族で過ごす時間の中心として心地よくお使いいただけます。
また、ウォークインクローゼットを2ヶ所備え、各居室にも収納が確保されているため、実際の暮らしやすさにも配慮された間取りです。

★マンション全体の魅力
・2022年(令和4年)3月新築
・総戸数51戸
・全戸分平面駐車場完備(使用料0円)
・宅配ボックス有
・ペット飼育可能
・岡山電気軌道「中納言」電停 徒歩約3分

平面駐車場が全戸分確保され、しかも使用料0円という条件は、日々の使いやすさだけでなく、長期的なランニングコストの面でも魅力です。
加えて、中納言電停まで徒歩約3分という軽快なアクセス性も備えており、利便性と住み心地の両立を求める方に適したマンションです。

★教育環境の魅力
・岡山市立三勲小学校区
・岡山県立朝日高等学校が徒歩圏内

三勲小学校区は、教育環境を重視されるご家庭から安定した支持を集めるエリアです。
また、朝日高校が徒歩圏内にある点も、このエリアならではの住環境として評価されやすい要素のひとつです。

★このお部屋が選ばれやすい理由
近年の岡山市内中古マンション市場において、
「築浅 × 南向き × 80㎡前後 × 駐車場確保可能」
という条件は、実需層から安定して検討されやすい傾向があります。

その中でも本件は、
平面駐車場
使用料0円
築浅
という魅力が揃っており、日々の利便性と維持負担のバランスに優れた住戸です。
さらに今回は空室となったことで、ご案内のしやすさも高まり、購入をご検討中のお客様に実際の暮らしを具体的にイメージしていただきやすくなりました。

★ご見学・お問い合わせについて
価格改定により、あらためてご注目いただきたいタイミングです。
岡山市内でマンション購入をご検討中の方、三勲小学校区でお探しの方、築浅で駐車場条件の良い住戸をお求めの方は、ぜひ一度ご見学ください。

フリーダイヤル:0120-9696-19
メール:ieno@wavehouse.co.jp

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★おすすめ物件紹介★プレミスト岡山ザ・レジデンス

岡山市

こんにちは!イエステーション岡山中央店株式会社ウェーブハウスの秦泉寺(じんぜんじ)です!

石井小学校エリアで岡山駅西口徒歩圏内の大規模マンション「プレミスト岡山ザ・レジデンス」の一室のご紹介です。

★販売開始されたお部屋の間取り図面

★販売中のお部屋の特徴

■90㎡を超える3LDK
■高層階南西角部屋で眺望・日当たり・通風全て良好
■全居室エアコン・窓有りでお部屋が分けて使いやすいです
■浴室乾燥・暖房・涼風・湯はり・追い炊き・保温設備完備
■キッチン設備
ディスポーザー(生ごみ処理機)
食器洗い乾燥機
■リビング一体の床暖房設備有り
■機械式駐車場で空き有(2026年7月現在)
■居住者様の使える共用スタディスペース有り
■宿泊できるゲストルーム有り(利用料有り)
■食事もできるコミュニティルーム有り(利用料有り)
■JR岡山駅徒歩約6分
■イオンモール岡山・ハピーズ昭和町店徒歩圏内
■現在空き部屋となっております。

★プレミスト岡山ザ・レジデンス

住所:岡山市北区岡山市北区昭和町145-17

交通:岡山駅まで徒歩約6分

建築年月:2023年02月

構造:鉄筋コンクリート造

階数:19階建

総戸数:293戸

敷地面積:4,430,000㎡

用途地域:商業地域

建蔽率:80%

容積率:500%

現在空き部屋で販売を行っておりますので、現地をお気軽にご見学頂くことができます。

ご見学希望の方はまずはウェーブハウスの秦泉寺までお気軽にお問合せ下さいませ!

株式会社ウェーブハウス

売買仲介事業部

秦泉寺 慎太郎

フリーダイヤル:0120-9696-19

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盆休みにするといいこと

岡山市

お盆かお正月のどちらかは実家に帰ったり、親族で集まるという方もいらっしゃると思います。

結婚の報告や、実家の片付けの話や、相続、資産整理の話などこの機会に話すと関係者と一気に相談ができ、いいチャンスです。

弊社がお送りしている査定書を手元においておいて、家族と査定書を見ながら今後の相談をするだけで、心の準備もできます(^^)/

LINEでも相談・査定依頼受付中です。
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岡山マンション市況物語|第7話 リフォームしてから売るべきか? そのまま売るべきか?

岡山市

リフォームしてから売るべきか?
そのまま売るべきか?

かけた費用が、そのまま売却価格に上乗せされるとは限らない

売却前のリフォームは、
『きれいにすれば高く売れる』だけでは判断できません。

第6話では、売り出し直後の『最初の30日』に、価格、写真、物件情報、内覧対応を整えることの大切さをお伝えしました。では、その準備の中に『リフォーム』はどこまで必要なのでしょうか。今回は、売却前に手を入れるべき部屋と、そのまま売り出した方がよい部屋の違いを考えます。

『古いままでは売れない』という不安

築年数が経ったマンションの売却相談では、室内を見回しながら、売主様が心配そうにおっしゃることがあります。

「この状態では印象が悪いですよね。先に全部きれいにした方がいいでしょうか」

クロスの汚れ、床の傷、古くなったキッチンや浴室。長く暮らした住まいほど、気になる箇所は増えていきます。きれいな部屋の方が買主に好まれるのは確かです。しかし、売却前に数百万円をかけて全面リフォームすれば、その費用をそのまま売却価格へ上乗せできるとは限りません。

なぜなら、売主が『良い』と思う内装と、買主が選びたい内装が同じとは限らないからです。新しくした設備が買主の好みに合わなければ、費用をかけたにもかかわらず、『自分で選び直したい』と思われることもあります。

同じ築年数、異なる二つの売り方

あるマンションで、築年数も広さも近い二つの住戸の売却相談がありました。Cの部屋は、設備に故障はありませんでしたが、内装には使用感がありました。売主様は全面リフォームを検討していました。

一方、Dの部屋は空室で、クロスの一部に汚れがあり、照明が切れ、室内には処分予定の家具が残っていました。ただし、水回りは丁寧に使われ、床にも大きな損傷はありませんでした。

Cはリフォームをせず、室内の状態と想定される改装費用を整理して売り出しました。Dは残置物を撤去し、照明を整え、ハウスクリーニングと傷んだクロスの部分補修だけを行いました。二つの部屋で選んだ方法は違いましたが、どちらも『何もしない』か『全部直す』かの二択ではありませんでした。

全面リフォームが向いている場合

全面リフォームが有効なのは、工事後の部屋を求める買主が明確で、完成後の価格に十分な根拠がある場合です。たとえば、購入後すぐに入居したい共働き世帯が多いエリアで、同じマンションの改装済み住戸が実際に高く成約している場合は、選択肢になります。

ただし、工事費だけでなく、完成までの期間、管理組合への申請、工事中の管理費・修繕積立金、売却が長引いた場合の負担も考える必要があります。仮に工事費が300万円でも、売却価格が300万円以上高くなるとは限りません。重要なのは、工事後にいくらで売れそうかではなく、工事をしない場合と比べて、最終的に手元へ残る金額が増えるかどうかです。

部分補修とクリーニングが効く部屋

設備がまだ使え、室内に致命的な傷みがない場合は、全面リフォームよりも、買主の不安を減らすための部分補修が効果的です。切れた照明、破れた障子、目立つクロスの汚れ、建具の不具合、水回りの清掃不足。少額で改善できる箇所が放置されていると、買主は実際の補修費以上に『この部屋は全体的に手がかかりそうだ』と感じます。

ハウスクリーニングも、単にきれいに見せるためだけではありません。換気扇や浴室、洗面台、窓まわりが整っていると、買主は設備の状態を確認しやすくなります。空室では、カーテンを開け、照明を点け、室内のにおいや湿気を確認しておくことも大切です。

部分補修の目的は、新築のように見せることではありません。買主が『購入後に何を直せばよいか』を冷静に判断できる状態にすることです。

そのまま売る方がよい部屋もある

一方で、設備や内装の更新時期が重なり、買主が自分好みに全面改装する可能性が高い部屋では、売主側で手を入れない方がよいことがあります。特に、間取り変更を含むリノベーション需要がある物件では、完成された内装より、購入価格を抑えて自由に工事できることが魅力になります。

この場合に大切なのは、古さを隠すことではありません。故障箇所や不具合を整理し、改装事例や概算費用を示し、購入後の総予算をイメージできるようにします。『現況のままなので安い』だけではなく、『購入価格と改装費を合わせると、どのような住まいが実現できるか』まで伝えることで、古さが選択肢へ変わります。

ホームステージングは、暮らしの大きさを伝える

家具や小物を配置するホームステージングも、すべての部屋に必要なわけではありません。ただ、空室で広さが伝わりにくいリビングや、家具配置に迷う間取りでは効果があります。

目的は豪華に飾ることではなく、ソファやダイニングテーブルを置いたときの余白、隣接する部屋とのつながり、生活動線を分かりやすくすることです。写真映えだけを優先して大きすぎる家具を置くと、実際の内覧で狭く感じられることもあります。物件に合った量と大きさを選ぶ必要があります。

判断の基準は『費用を回収できるか』だけではない

売却前に手を入れるかどうかは、①現在の室内状態、②同じマンションの競合物件、③想定する買主、④工事費と工期、⑤売主様の資金と売却期限を合わせて判断します。

たとえば、相続した空室で遠方に住んでいる場合は、工事の打合せや確認そのものが負担になります。住み替え先の購入期限が決まっている場合は、工事に時間をかけるより、早く市場へ出す方がよいこともあります。反対に、すぐに入居できる部屋が少ない時期には、最低限の補修をして競合との差をつくることが有効です。

つまり、正解は部屋だけで決まりません。売主様の事情と、市場にいる買主の希望が重なる方法を選ぶことが大切です。

CとD、それぞれの結果

Cの部屋には、自分たちで間取りから考えたいというご夫婦が内覧に訪れました。現況の写真と不具合、改装費の目安を事前に確認していたため、内覧では日当たりや眺望、管理状態など、変えることのできない部分を中心に検討されました。その後、リフォーム費用を含めた資金計画をつくり、購入申込みへ進みました。

Dの部屋では、クリーニングと部分補修によって明るさと清潔感が伝わりやすくなりました。大がかりな工事費はかけず、すぐに住み始めたい買主から評価され、売り出し後の早い段階で申込みが入りました。

二つの結果が示しているのは、リフォームをした方が売れる、しない方が得だ、という単純な答えではありません。それぞれの部屋に合った準備を選び、その理由を買主へ伝えられたことが、成約につながったのです。

売るための工事ではなく、決めやすくするための準備

売却前のリフォームで最も避けたいのは、不安のまま工事を始めることです。まず相場と競合を確認し、現況で売る場合、部分補修をする場合、全面リフォームをする場合の三つを比べます。

売却価格だけでなく、工事費、販売期間、保有中の費用、手間まで含めて考えると、選ぶべき方法が見えてきます。工事をしないという判断も、何もしないこととは違います。状態を正確に伝え、買主が改装後を想像できる資料を用意することも、立派な販売準備です。

大切なのは、部屋を新しくすることではありません。買主が必要な費用と暮らしを具体的に想像し、『この条件なら決められる』と思える状態をつくることなのです。

次回予告

第8話「査定価格は、なぜ会社によって違うのか?」

高い査定価格を出した会社へ任せれば、本当に高く売れるのでしょうか。査定価格、売出価格、成約価格の違いと、査定書で確認したいポイントを考えます。

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サーパス原尾島けやき通り

岡山市

イエステーション岡山中央店ウェーブハウスの家野でございます。

今回は「サーパス原尾島けやき通り」のご紹介を行っていければと存じます。

サーパス原尾島けやき通りは、岡山市中区浜三丁目に位置し、けやき通りへ徒歩1分という印象的な立地と、日々の暮らしを支える生活利便性をあわせ持つマンションです。
この物件の魅力は単なる利便性だけではなく、後楽園を望むロケーション、全43邸の落ち着いたランドプラン、先進のセキュリティ、平面駐車場、家族にやさしい設計思想にあります。
原尾島・浜エリアで、住環境、通いやすさ、暮らしやすさのバランスを重視される方にとって、比較対象になりやすいマンションです。

★立地・住環境
本物件の大きな魅力は、けやき通りまで徒歩1分(約75m)というポジションです。
岡山の中でも街並みの印象がよく、飲食・買物・移動の利便性を享受しやすいエリアにありながら、住まいとしては落ち着きを感じやすい配置がなされています。
また、両備バス「原尾島一丁目」バス停まで約210m(徒歩3分)で、岡山駅方面へのアクセスもしやすく、車以外の移動手段も確保しやすい立地です。

★教育環境
子育て世帯にとって訴求しやすいのが、教育施設との距離感です。

市立宇野小学校 約470m(徒歩6分)
市立宇野幼稚園 約470m(徒歩6分)
岡山市宇野保育園 約1,120m(徒歩11分)
岡山市立操山中学校 約850m(徒歩11分)
教育施設が徒歩圏に揃う点が確認でき、通学・通園のしやすさを重視されるご家庭にも伝えやすい条件です。

★生活利便性
日常生活を支える施設も徒歩圏に充実しています。

ユニクロ岡山浜店 約75m(徒歩1分)
ショッピングストアーふじうら浜店 約220m(徒歩3分)
天満屋ハピータウン原尾島店 約370m(徒歩5分)
セブンイレブン岡山浜店 約390m(徒歩5分)
コープ岡山東店 約820m(徒歩11分)
林道倫精神科神経科病院 約440m(徒歩6分)
宮本整形外科病院 約580m(徒歩8分)
トマト銀行原尾島店 約310m(徒歩4分)
中国銀行原尾島店 約450m(徒歩6分)
岡山浜郵便局 約500m(徒歩7分)
浜公園 徒歩5分圏
スーパー、コンビニ、医療、金融、郵便、公園までバランスよく揃っているため、ファミリー層はもちろん、共働き世帯や将来を見据えた住み替え層にも訴求しやすい住環境です。

★本物件の強み
1. 全43邸の落ち着いたランドプラン
戸数の多すぎない落ち着いた規模感が魅力です。
加えて、1フロア4〜5邸のコンパクト設計により、プライバシー性や落ち着きを感じやすい住まいです。

2. 後楽園を望むロケーション
本物件ならではの価値として、パンフレットではリビングの向こうに広がる後楽園の眺望が強調されています。
岡山らしい景観価値を感じられる点は、一般的な利便性マンションとは異なる魅力として訴求できます。

3. 全7タイプのプランバリエーション
3LDK・4LDKを中心に、ワイドリビングやビューバス、キッチン勝手口付きなど、個性を持たせた全7タイプの住戸設計が採用されています。
ご家族構成や暮らし方に応じて選ばれやすい点も、物件の強みのひとつです。

4. 敷地内43区画・50台分の平面駐車場
機械式ではなく平面で確保されているため、日々の出し入れのしやすさや実用性の高さは、岡山エリアで非常に伝わりやすいポイントです。

5. ペットと暮らせる住まい
今の中古市場でも、ペット可を条件に探される方は一定数おられるため、明確な差別化要素になります。

6. フルフラット設計とユニバーサルデザイン
パンフレットでは、室内の段差を抑えたフルフラット設計、角を丸く仕上げた柱・梁、折れ戸タイプのトイレドアなど、家族全員に配慮した設計思想が紹介されています。
小さなお子様からご年配の方まで、長く住みやすい住まいとして訴求しやすい要素です。

7. 構造・品質への信頼感
戸境壁180〜250mm、床スラブ厚200〜240mm、さらに溶接閉鎖型帯筋やかぶり厚50mm以上
こうした要素は表に出にくい部分ですが、住み心地や安心感、長期的な資産性の説明材料として有効です。

★売却をご検討中のオーナー様へ
サーパス原尾島けやき通りは、
「けやき通り徒歩1分」「後楽園を望むロケーション」「全43邸」「平面駐車場」「セキュリティ」「ペット飼育可」「教育・買物利便性」といった、購入検討者に伝わりやすい魅力を多く備えています。

また、公開情報では、2024年1〜3月に3階・約75㎡・3LDK・南西向きで2,480万円の販売事例が確認され、2026年8月時点の推定売買価格相場は2,840万円〜3,040万円というデータも見られます。
売却時には、単に築年数や面積だけで見せるのではなく、このマンションならではの立地価値と商品力をどう整理して伝えるかが重要です。

特に、

原尾島・浜エリアで住環境を重視する方
小学校近接や生活利便性を重視するファミリー層
平面駐車場や管理体制を重視する方
ペットと暮らせる住まいを探している方
こうした層に対して、しっかり訴求しやすいマンションです。
相場の確認だけでなく、売り出し方や見せ方によって印象が変わりやすい物件だからこそ、丁寧な整理が売却成果につながります。

家野の家の情報ブログ

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リベール岡北スクエア

岡山市

おはようございます!株式会社ウェーブハウス秦泉寺(じんぜんじ)でございます。

御野小学校区で生活利便性が非常に高いマンション「リベール岡北スクエア」の一室で販売のご依頼を頂きました。

○販売開始となったお部屋の特徴

・3LDK

・北東角部屋

・浴室に窓有

・キッチンからバルコニーへの勝手口有り

・二面バルコニー

・トランクルーム

リベール岡北スクエアについて

・御野小学校・岡北中学校区

・敷地内平面駐車場確保可能

・来客者用駐車場有り

・宅配ボックス有り

ご見学は室内の残置物撤去が完了した後を予定しております。

詳細を確認されたい方がいらっしゃいましたらまずは

ウェーブハウスの秦泉寺(じんぜんじ)までお気軽にお尋ねくださいませ。

株式会社ウェーブハウス

秦泉寺 慎太郎(じんぜんじ しんたろう)
フリーダイヤル:0120-9696-19

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販売活動をお任せしたらどれくらいの期間で売れるのか?

岡山市

販売活動をお任せしたらどれくらいの期間で売れるのか?

ご自宅の売却を検討している皆様、「期間」が気になると思います。
昨日、その数字をまとめました!

約76%のお客様が3カ月以内に成約★
短期間で成約されています(^^)/

長年岡山で営業しているからこそ、
過去に買えなかったご購入希望者様が集まり、
スピード売却に繋がっています。

売り出し中のそのお部屋に問合せをしてくださるのは、1組だけではありません。
必ず5組、6組のお客様が問合せをしてくれます。

でもその物件を購入できるのは1組だけです。

そうすると買えなかった他のお客様を「そのエリアで不動産の購入を考えている人」として新着物件の販売情報があった際には「新しい物件が出ました!」といち早くご案内することができる訳なのです。

⼤手不動産会社はとても広いエリアで活動をする一方、
ウェーブハウスではあえて絞り込んだエリアで活動をしています。

その他、多数の広告活動も行っており、新しいお客様も次々とお問い合わせくださるので、
このスピード売却が叶っているといえます。

ぜひお気軽にお問合せくださいませ。

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★販売開始速報★レジデンス上中野

岡山市

こんにちは!株式会社ウェーブハウスの河原(かわはら)です。
本日は新しくご売却のご依頼を頂きましたお部屋をご紹介をさせて頂きます。
北区上中野の住宅地、大元小学校区の分譲マンション「レジデンス上中野」



レジデンス上中野は1997年1月新築で総戸数18戸「下津井電鉄株式会社」施主の分譲マンションです。

スーパー、コンビも徒歩圏内で利便性の高い立地でありながら、マンション周辺は閑静な住環境です。

道路の見通しもよく、小さいお子様の登下校も安心です。

人気の小学校区に位置しており、子育て世帯にもおすすめのマンションです。


★この度販売を開始させて頂くお部屋
・6階
・南向き
・4LDK(79.5平米)
・日当たり・眺望良好
・駐車場1台分引継ぎ可能(近隣25m)

住所:岡山市北区上中野13-26

交通機関:バス停「上中野二丁目」まで徒歩3分

間取り:3LDK~4LDK

構造:鉄筋コンクリート造(RC造)
階数:地上9階建

戸数:全18戸
駐車場:15台

バイク置き場:有

自転車置き場:有※フリースペース
学区:大元小学校区・桑田中学校区
用途地域:第二種中高層住居専用地域
築年月:1997年1月
管理会社:株式会社穴吹ハウジングサービス
管理形態:全部委託


お問い合わせ先:0120-9696-19
株式会社ウェーブハウス
担当:河原蒼太

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