新築住宅の広さに起きている変化
最近の住宅市場では、新築住宅の価格が上昇する一方で、住宅の面積が少しずつ小さくなる傾向が見られます。国土交通省の住宅関連統計でも、新築住宅の平均床面積は長い目で見ると縮小傾向にあるとされています。
背景には、住宅を建てるためのコスト上昇があります。建築資材の価格や人件費が上昇し、住宅建築にかかる費用はこの10年ほどで大きく増えました。住宅事業者としては価格を大きく引き上げると購入者の負担が増えるため、建物の面積を少し抑えることで価格の上昇を調整するケースも増えているといわれています。
さらに、新築住宅の供給が都市部に集中していることも平均面積に影響しています。土地価格が高いエリアでは広い住宅を確保することが難しく、結果として住宅全体の平均面積が小さくなる傾向が生まれています。
マンションでも広さの変化が進む
マンション市場でも、住宅面積の変化が見られます。家族向けとして一般的な3LDKの住戸でも、以前と比べると専有面積がわずかに小さくなっているケースがあると指摘されています。
単身世帯向けのコンパクト住宅が増えていることも平均面積に影響していますが、それだけではありません。価格上昇を抑えるため、同じ間取りでも専有面積を少し小さくして供給する動きが見られるとされています。
住宅を探している人にとっては
・希望する広さを確保しにくい
・価格と面積のバランスを考える必要がある
といった状況が生まれています。そのため、住宅購入の際には立地や築年数など、条件を調整しながら物件を探す人も増えているようです。
新築小型化が広がる住宅市場
住宅建築費の上昇は全国的な傾向であり、住宅価格にも広く影響しています。その結果、新築住宅では面積を抑えることで価格を調整する動きが広がる可能性があります。
こうした流れは住宅購入の選択肢にも影響します。希望する広さを確保するために、立地を少し変えたり、築年数のある住宅を視野に入れたりするケースも見られるようになっています。
住宅市場では、「同じ価格なら少しコンパクトな住宅」という流れが徐々に広がっているとも言われています。
中古マンションの広さが見直される可能性
新築住宅がコンパクト化する傾向が続くと、既存住宅の広さが改めて注目される可能性もあります。
少し前に建てられたマンションでは、現在の新築と比べて専有面積にゆとりがある住戸も少なくありません。ファミリー向けの間取りでも、以前は比較的広さが確保されている物件が多く、最近の新築と比べるとゆったり感じるケースもあります。
住まいを探す人の中には、価格だけでなく広さを重視して中古住宅を選ぶ人もいます。そのため、条件によっては、広さにゆとりのあるマンションが一定の評価を受ける場面も考えられます。
マンション価値を考えるひとつの視点
もし現在マンションを所有していて、住み替えや売却を迷っている場合は、こうした住宅市場の変化も参考になります。
新築住宅の価格が上昇し、面積がコンパクトになる傾向が続くと、既存住宅の価値の見方が少しずつ変わることがあります。とくに広さに余裕のある住戸は、住宅を探している人にとって魅力的に映る可能性があります。
もちろん、すぐに売却を決める必要はありません。ただ、現在の住宅市場の中で自分のマンションがどのような価値を持つのかを知っておくことは、今後の選択を考えるうえで役立ちます。
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住宅市場は少しずつ変化しています。自分の住まいの価値を知ることが、これからの住まい方を考えるきっかけになるかもしれません。
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