2026年3月に発表された、同年1月時点の北海道帯広市の公示地価について、詳細を検証していきます。本記事では地価の動向をランキング形式で整理し、注目すべきポイントを簡潔にまとめました。
平米単価トップ5
平米単価(坪単価)のトップ5は以下の通りです。
第1位
(1) 西2条南9丁目16番1外 109,000円/㎡(36万円/坪) +1.86%
第2位
(2) 大通南10丁目14番1 72,000円/㎡(23万円/坪) +2.12%
第3位
(3) 西3条南8丁目5番1外 71,000円/㎡(23万円/坪) +1.42%
第4位
(4) 西5条南12丁目17番2 65,500円/㎡(21万円/坪) +3.14%
第5位
(5) 西5条南19丁目9番1外 64,500円/㎡(21万円/坪) +2.38%
昨年から順位に変動はありませんでした。
1 ~ 5 位まで全て帯広駅から半径 1km 圏内の商業地となっています。
ちなみに 1 位の「西2条南9丁目16番1外」は、旧「坂本ビル」跡地で、現在の名目は「空地」となっています。
上昇率トップ5
上昇率のトップ5は以下の通りです。
第1位
(2) 大空町1丁目6番13 21,000円/㎡(6.9万円/坪) +5.00%
第2位
(1) 西20条北1丁目16番3 19,100円/㎡(6.3万円/坪) +4.94%
第3位
(7) 愛国町基線41番107 11,500円/㎡(3.8万円/坪) +4.54%
第4位
(14) 西5条南12丁目17番2 65,500円/㎡(21万円/坪) +3.14%
第5位
(3) 西5条南19丁目9番1外 64,500円/㎡(21万円/坪) +2.38%
順位に変動があり、内訳も 1 位と 3 位が住宅地、2 位が工場地、4、5 位が商業地と種別も様々となっています。
上昇幅については、昨年 1 位の上昇率が +13.75%、+5% 以上だった地点が 18 地点も有ったのと比較すると今回はかなり落ち着いた数値となっています。
下落率トップ5地点
今回下落した地点は有りませんでした。
ただ、変動なし (±0.00%)の地点が 28 地点あり、値動きが膠着している様子がうかがえます。
まとめ
2026年の帯広市公示地価は、下落地点ゼロという結果からも、市全体として地価の底堅さが確認できる内容となりました。
一方で、上昇率の最高値が+5.00%にとどまり、昨年の+13.75%から大幅に落ち着いたこと、また変動なしの地点が28地点にのぼることは、上昇の勢いが一服したことを示しています。
これは全国的な傾向とも一致しており、北海道全体の公示地価の上昇率が前年の2.0%から1.3%へ鈍化した流れと軌を一にしています。
平米単価トップ5は引き続き帯広駅周辺の商業地が独占しており、都市中心部への需要集中は続いています。
上昇率トップの地点は住宅地・工業地・商業地と種別が分散しており、特定用途への偏りではなく、市内全体でバランスよく需要が維持されている様子がうかがえます。
全国的には2026年の公示地価がバブル崩壊後最大の上昇率(+2.8%)を記録し、投資マネーの流入が続いています。
ただしその恩恵は東京圏など都市部に集中しており、地方都市では「需要のあるエリアは上昇、人口減少エリアは下落」という二極化が進んでいます。
帯広市はその中間に位置し、急激な高騰こそないものの、着実に地価を維持・上昇させているエリアと言えるでしょう。
不動産の売却を検討されている方にとっては、現在の帯広市は比較的売りやすい市況が続いています。
ただし地点ごとの値動きに差があるため、ご自身の物件がどのエリア・用途に該当するかを確認したうえで、売却のタイミングを検討されることをおすすめします。
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